みやこ町歴史民俗博物館/WEB博物館「みやこ町遺産」

みやこの「こと(歴史・あゆみ)」

第五編 近世

第三章 江戸時代

第三節 農村社会の成立

四 地方(ぢかた)支配とその役人たち

庄屋は一村の長で、大庄屋の推薦によって筋奉行が任免した。庄屋は、村民の勧農や異動・治安など、村の日常生活全般にわたって気を配り、法令に違反の無いように取りしきった。庄屋の最も大事な職務は、年貢の割り付けとその取り立てであった。年貢は村の石高に応じてかかってくる。これを各人の持高に応じて割り付け、年貢を取り立てた。また、郡代・筋奉行・代官・山奉行・大庄屋からの諸回文の伝達など、村政全般にわたって、地方事務・訴訟事務を行い、村を代表する責任者であった。
 庄屋は一般的には世襲制が多かった。庄屋以外の村役人は、一代限りが普通であった。役宅には、田畠水帳・田畠坪付帳・人別帳・年貢取立帳・宗門改帳などの帳簿を備えていた。村政に関する事務は多種多様で繁雑である。その役料は村高によって次のとおりである。
 
  四ツ高一〇〇〇石役料七〇石四ツ高六〇〇石から五〇〇石役料四〇石
   〃  九〇〇石 〃六〇石 〃 四〇〇石から三〇〇石 〃三〇石
   〃  八〇〇石から七〇〇石 〃五〇石 〃 二〇〇石以下 〃二〇石