みやこ町歴史民俗博物館/WEB博物館「みやこ遺産」

みやこの「ひと(先人の事績)」

寺田寅彦書簡

大正9年(1920)

542_001    542_002
画像の拡大
(画像は原文とテキストの並べ重ねができます)
[表]
消印午後5時-6時
赤坂区青山南町六ノ一〇八
小宮豊隆様
     本郷曙町十三
       寺田寅彦


[裏]
御端書と同時に久保田氏から手紙が来ました、その返事の序に文句の修正を私から直接頼んでやりました」「電車」の最後の抹消した処へ次のやうに入れたらいけませんか…… 『死者の為に立派な葬祭場を建てやうといふ富豪もある位だから、生きた市民の為に此のやうな浴場を本当に建てやうといふ人もありそうなものだと説(ママ)も出た、しかし当分はその見込はなさゝうだといふ事になつて話しは其れ切りでおしまひになつた』 しかしもとの方がよければそれにしてもいゝ、私はもとのはあんまり軽るすぎていけないやうな気がしますが自分よりは君の感じの方がたしかだから君のいゝと思ふ方に遠慮なく決めて下さい、唯最初のアインドルツクでいゝ方にして下さい」 あとから尻を持ち込むやうな事はないから」 バーベル君はとにかく注文しました、半年もかゝらないと届かぬから心細い、飛行機で取り寄せられるやうにならなけりや駄目ですね」金米糖先生目下「丸善」執筆中