みやこ町歴史民俗博物館/WEB博物館「みやこ遺産」

みやこの「ひと(先人の事績)」

寺田寅彦書簡

大正9年(1920)

522_001    522_002
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[表]
消印午後7時-8時
赤坂区青山南町
六ノ一〇八
 小宮豊隆様
    本郷曙町
    十三
     寺田寅彦


[裏]
〔二、三字蝕〕御帰京になりましたか、成蹟は如何でした、強〔一、二字蝕〕にはいりますよ」神秘的な短かいものを一つ渋柿へ書きました、あとから続〻出ます、東西/\」 此間中大分いろ/\なものを読んで少し食傷の体であります、ニーチエのLa Gaya Scienzaといふものを読んで見たがなる程少しから威張の気味はあるが中〻痛快な事をかく男であります、大概の人のかくものは結論が平凡で途中の面白味が問題になるのだが此の男のは途中はどうでもよくつて結論が振つて居るからエライ、早く独逸語のツアラツウストラが見たい
二月十日