みやこ町歴史民俗博物館/WEB博物館「みやこ遺産」

みやこの「ひと(先人の事績)」

寺田寅彦書簡

大正8年(1919)

[速達]
485_001    485_002
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[表]
消印(年不明)31日午前11時-12時
京橋区築地製版所
十三号室
 小宮豊隆様
    本郷曙町十三
      寺田寅彦


[裏]
拝復 主色といふ訳語は知りませんがそういうのかも知れません、pure toneといふ言葉はあると思ひます(手近にある印象派の事をかいた本を搜しても一寸は見付からなかつたが)、主色といふ言葉が現に行はれて居る居ないは別問題として考へて見ると余り適当とは思はれません なんだか全体の絵の基調となる一つの色を意味するやうな気がするから。矢張り純粋な色調(複数)といふやうな意味に訳する方がよいかと思ひますがどうでしやう、主色といふのは凡ての色の基になる主な七色の意でしやうが少しアムビギウアスです。」 要するに此の問題は小弟には見当がつきません
音響学の方でも普通にpure toneといふ詞は使います
toneはtonesの方がいゝでしやう、