みやこ町歴史民俗博物館/WEB博物館「みやこ遺産」

みやこの「ひと(先人の事績)」

寺田寅彦書簡

大正8年(1919)

480_001    480_002
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[表]
消印午後3時-4時
京橋区築地二ノ一七
東京築地活版製造所
第十三号室
 小宮豊隆様
     本郷曙町
     十三
       寺田寅彦


[裏]
しばらく拝眉を得ず如何に哉、時〻蒸暑い節など校正は一層御大儀でしやう、別封の?の所、最後の文句が少し煽動的になる(発表する積でかいたと誤解されると) あれ丈を何とかしないと少しけんのんと考へます、大変な事の四字を○○にしたらどうでしやう、読者に取つては意味は充分に通じ同時に御目玉の方も助かるといふズルイ考であります。もう少し陰険に考へるとなぐるとか圧制とかいふ言葉も○○にする方が或は却てキヽメが多いかも知れない。しかし此れはあんまり悪辣ですか。」段〻画が面白くなつて来ましたよ 今に「寅彦の画と未来の日本画」という論文を御願する事になるかも知れません、」 僕も学校は半日で御免蒙ります。其内又一所にめしでも食ひませんか
七月七日