東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ

『万葉火』を灯す町

8.感想

 仕事を持ちながら調べ学習をすることは、決して楽(らく)ではありませんでしたが、普段(ふだん)あまり目にすることのない資料(しりょう)を手に取ることができたり、町の人や小中学校、高等学校に話を聞きにいったり、町を巡(めぐ)って写真を撮(と)ったりすることは、思っていたよりもはるかに楽しく、貴重(きちょう)な体験(たいけん)をすることができました。
 私たち図書館スタッフは、全員安芸津町に住んでいます。
そんな私たち自身、「万葉の里」と呼(よ)ばれていることをあまり深く考えてはいませんでした。
 安芸津は小さな町ですし、人口の減少(げんしょう)とともに廃(すた)れていくイメージがありました。
 しかし調べていくうちに、美しい自然に恵まれた、歴史(れきし)ある貴重な町だということがわかってきました。
 そしてそれと同時に、この町を誇(ほこ)りに思い大切にしてきた人々の、高い志(こころざし)と熱い(あつ)思いを感じることができました。
 少子高齢(こうれい)化で、万葉イベントも段々(だんだん)下火になってきている今、「万葉の里」のために図書館員としてできることは、まず「万葉」を町の人に知ってもらうことだと考えます。
 そのために、万葉の資料をそろえていくこと、万葉講座(こうざ)を開くことなどをしていきたいと考えています。
 そして、今回の経験(けいけん)の結晶(けっしょう)ともいえるこの資料を作成(さくせい)することで、「万葉火を灯す町」の魅力(みりょく)を伝える(つた)ことができるなら、大変(たいへん)うれしく思います。