東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ

東広島市の石造物

資料編

3 用語解説

格狭間 こうざま
 灯籠の基礎や、宝篋印塔の基礎等に刻んだ装飾文様。本来は台座などに取り付け補強した空間をさした。格狭間の模様の形状は時代判別の基準となる。鎌倉時代のものは重いものを支える力強さがあるとされる。
 
虎口石 こぐちいし
 城の曲輪門を固める石を虎口石という。
 城壁・陣営の門に枡形を造り、曲って出入するようにした要所の出入口。
 
狛 犬 こまいぬ
 エジプト、中国では古くから神を邪気から護るため獅子(ライオン)の像が置かれた。
 日本では獅子・狛犬のセットとして中国等の獅子と同じ役割をもっている。その経緯は不明である。
 平安時代には魔除けとして木造の獅子・狛犬が宮廷、貴族の館、神社に置かれた。
 明治になっても狛犬の重要性は変わらなかった。明治天皇聖徳壁画館には明治元年に行われた廃藩置県通達の場面の絵に明治天皇の御側に狛犬が置かれている。
 東広島市の神社参道に設置されている石造狛犬の主な形式は①尾道形(玉に足を掛けているタイプ)と②出雲形(頭を下げてお尻を上げているタイプ)である。いずれも威厳があり、神社を護るにふさわしい。
 
 最古の紀年銘 宗像大社石造狛犬 福岡県 建仁元年(1201)
 (注) 尾道形、出雲形の呼称は小寺慶昭著「京都狛犬巡り」による。
 
金剛界五仏 こんごうかいごぶつ
 金剛界曼荼羅の主尊で、中央に大日、東に阿閦(あしゅく)、西に阿弥陀、南に宝生(ほうしょう)、北に不空成就の五如来をいう。石塔では塔自体を大日如来とするので他の四如来を金剛四仏という。層塔宝篋印塔の四面に金剛界四仏がよく刻まれる。
  (主要種子参照のこと)