東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ

東広島市の石造物

遺物編

第4章 その他

5 巨石

所在地 東広島市安芸津町三津
年 代 不明
形 状 花崗岩 高さ八・五m ヨコ一四m
銘 文 無銘
概 要 呼岩は岩伏山の山腹にあり大岩である。谷をへだてた所に「喚応所」銘の石碑があって、ここから呼岩に向かって叫ぶとエコーが返えってくる。そのエコーが明瞭なのが有名であった。三津の呼岩は江戸時代の景勝地として有名で菅茶山もここを訪れて紀行文を遺している。その一部を記すと
「三人が代わる代わる呼ぶと、人が話すようにこだまが返ってくる。備中の横谷の響石、伊勢の鸚鵡石、石州の響石を知っているが、これらは発した声と返る声が重なって聞こえる。それに反して三津の呼石は、返ってくる声が明瞭で別人が声を発しているようで、なかなか得難いものである。」とある。
 伊勢の鸚鵡石は現在でも有名であるから、当時、菅茶山は三津の呼岩を日本一の鸚鵡石に位置づけていた。

喚応所


呼 岩