五條市教育委員会/中家文書調査報告書

中家文書調査報告書

第三章 解説

第八節 その他

第五項 書状

 〔箱3-359〕は、今までに再三登場した郷宿と考えられる南都の吉野屋善次郎を差出人とする、五條・須恵・新町三ヶ村役人中宛ての「御用向」書状である。しかも「割合賃銭三百文御渡し可被成候」とある。「氏神一件」について、猶予したがまだ出頭せず「不埒ニ被思召」、「早々呼ニ可遣旨被仰渡」た。氏子総代三人と役人代一人の四人が必ず出てくるようとの連絡である。南都奉行の督促の意を受けた郷宿からの通知であろうと推測される。ただし、年次や氏神一件が何を指すかなどは不明である。