明石市立図書館/明石 郷土の記憶デジタル版

明石の農村

清水新田地区

資料

「清水新田 祭り囃子」
1.賎ヶ岳 戦いに 佐久間の玄蕃盛政は 血気の剛勇を 見せんとて
 黒糸縅(おどし)の 大鎧 八双栗毛に 打ち乗りて
 峨々(がが)たる岩角 容赦なく 仇敵(かたき)の陣中 刺し抜けて
 大将の側へと サシタイノー
 
2.賢能(けんのう)の 賢能の 羽柴大将秀吉は 中国加勢の手を集め
 数万の勇士 我一度 追い追い都へ 攻め上る
 天王山の 晴れ戦 明智が寄せくる 陣中へ
 秀吉 幸い サシタイノー
 
3.建国の 建国の 興亜の偉業は消えたれど 平和の世にも 嵐起つ
 苦難の道は 登り坂 尽す誠は 人の常
 努力の間(かん)に 光あり 敬神崇祖を 胸に秘め
 祖国の再建 サシタイノー
 
4.明神に 再建の 宗賢神社の 謂われとは 顕宗仁賢 兄弟(あにおとと)
 十年(ととせ)の御代の 帝(みかど)とて 謙譲美徳に 人の和を
 誠を慕いて 祭るなり 敬神崇祖の 村栄え
 五穀の豊穣 サシタイノー
 
「いちかけにかけ」ゴムマリ付
一かけ 二かけ 三かけて 四かけて 五かけて 橋をかけ 橋の欄干 腰を掛け
はるか彼方を 眺むれば 十七、八の姉さんが 片手に花持ち 線香持ち
もしもし姉さん どこ行くの わたしは九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年三月三日 切腹なされた父上様の お墓参りに 参ります
 
「一番初めは一宮」お手玉
一ばん 初めは 一の宮 二で日光東照宮 三に讃岐の金刀比羅さん
四は信濃の善光寺 五つ出雲の大社 六つ村の鎮守さま 七つ成田の不動さん
八つ八幡の八幡さん 九つ高野のお大師さん 十はところの氏神さん
 
この他、聞き取りの中で「一匁のいいすけさん」などの歌の話も出たが、「聞いたことはあるが、歌詞は覚えていない」とのことだった。また、先の二つの遊び歌についても、良く覚えておられた二人は、一人はこの地の出身だが、もう一人は他所より嫁がれてきて歌の記憶は、生まれた在所で覚えたと思われる。当日参加の女性、6人の内、出身が清水新田は一人だけで、他は近隣の明石市二見町、加古川市、稲美町、神戸市から嫁いできており、隣村の清水地区から嫁いできた人はいなかった。