明石市立図書館/明石 郷土の記憶デジタル版

明石の農村

鳥羽地区

昔の村の様子と子ども達の生活(昭和30年頃)

 師走を迎えると木枯らしが吹き始め、田んぼは既に耕され、畦(うね)には「麦」がまかれている。ひっそりと静まる村の中、時々「むしろ」や「かます」を織る音が農家の納屋(なや)から聞こえてくる。
 寒(かん)に入ると、田んぼに「霜柱(しもばしら)」が立ち、「ナコゾ」(鳥羽の旧小字名、現明南町1丁目)の山林やその周辺の山々には、「ツララ」(水のしずくが凍って棒状に垂れ下がったもの)が下り、野々池には、時折分厚い氷が一面張り巡る。