京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像116~120](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 121
 事起(候脱カ)り由、上下離れ候様ニ成行
 候儀、古今其例不少候、依之、右之所
 ヲ戒しめ慎候義、政事之大(綱カ)総に
 て候、何茂義者、重ク召仕候者共
 之義、其職に不罷在候とても、
 仕置筋之義可相志様無之段ハ、
 今日之本意ニ付、不及沙汰候、
 彼是無益之風説申唱候義ハ
 郷筋之響不宜候間、此心得ヲ以
 取斗、其躰之儀無之様ニ可致候、
 然共ふまへ其筋之心得ニ罷成
 候義者、手寄/\江申達候而、
 取毛不直仕置ニ□子候ニ而、
 上江之志にて可有之候、如斯之所、
 心ヲ用候様有之度事候、為心得
 
  (改頁)
 
 申聞候、風説之品ニよつて頭々江
 吟味申付候ニて可有之候、是亦重り
 所江、右之通と在之も【(取り消し線)定道】
 定道ニ而無之条、考可在之事候、
   二月
           御番頭
           御者頭
 衣服以下、諸事質素ヲ相守候様
 ニとの義者、毎度申候義ニ候、平日
 美ヲ餝、他見ニかゝわり候義実
 意ニ無之ニ付、人々心得可有之候、
 万端行届候様ニ在之候得者潤
 沢ニなれ、倹約ヲ守候様ニと在之
 候得者吝嗇ニなかれ候様ニ相成候、
 右之通ニ在之候而者、いつとても
 
 
画像画像 122
 上之意下江不通候、此処ハ頭々
 身分におゐてハ不本意之事
 ニ付、此度猶又衣服人連之義
 申付候、此趣意頭々呑込罷有、
 取計候様ニ有之ニて相及可申候
 ニ付、為心得申聞候、
  二月
  被仰出之覚
前々ゟ被仰候通、御家中之面々
衣類之義者、御在所ニ而者絹紬
木綿相用、妻衣類ハ勿論、物数
寄加江ましき事決而無之、
たとへ有合たりとも目立候
衣服着用候ハヽ、御吟味可被仰付候、
且又祝儀取かわせ之義、由緒
 
  (改頁)
 
并無拠訳有之分者格別、一通り
ニて之音信贈答堅ク致無用、
実意不失様ニ可心得候、此段
急度相守候様ニ被仰出候、以上、
 但、火事装束等も有合は
 格別、雲斎以下軽キ品可用候、
  二月
追而支配有之面々ハ、右之趣末々
迄行届候様可被申聞候、召仕候者
共茂右准シ候、可為得心得候、已上、
御家中之面々不勝手ニ相成
候而者、勤前之節御奉公向欠
候様ニ成行候、依之ハ彼是質素
ヲ本ニいたし、倹約ヲ守候様ニ被
仰付候、猶御手当下人召仕候
 
 
画像画像 123
義、二ツ半之被下方之分限ヲ以、
当年ゟ来春迄御留守年ニ付、
人馬減少之儀者不苦筋、寄々
申聞候様ニとの御沙汰ニ候、然共
面々取ましヲもつて下人当り
之趣、召仕候儀者尤事ニ候、尤
勤前之節者、先、先達而被
仰出之通、本知分限高ヲ以
可勤候、
 二月
高四百石以下馬持候面々、御手当
従当年ハ御厩江相頼、繋置
可申候、為飼料一ヶ年金十一両ツヽ可
相納候、小者附置義も御用捨被
成下、勿論平日御馬入用之節者、
 
  (改頁)
 
不及案内可相用候旨、御役人共江被
被仰付候、自分名前御厩繋
柱々ニ可記置候、他行入用之節者、
御厩別当迄申遣、引寄可申候、
 附り、此以後病馬等有之節者、
 上ゟ御引遣被下候、
右之趣ヲ以、向後馬牽入候面々も
御厩繋候様ニ可致候、御当地第一
出水之節、馬片付置候義、手当
難成候ニ付、右之通被
仰出之候、尤自分/\厩江牽入
置度面々者、勝手次第【(取り消し線)たる】
たるへき事、
   二月
 
 
画像画像 124
寛保四申子年二月十八日
一左之通、席触出之、
   覚
一京地出火之節、御当番月者
 勿論、非番月ニ而も煙強立候ハヽ
 相図為打、先キ御人数可差出事、
一火事当番之面々、平日其心
 懸可在之義ハ不及沙汰候、右之通
 之節者当番切々請込、御人数立之
 外、御供ニ不罷出面々寄場江不
 罷出、騒々敷無之様ニ心得可罷
 有候事、
  式日御礼之節者、猶以之事ニ候
  条、火事当番之者者、早速
  寄場江相揃、其外之御人数不
 
  (改頁)
 
 相拘、面々騒々敷無之様ニ心得、御礼
 相仕廻候様可致候、
一先キ御人数被差立、半途餘りも
 相越候迄も烟不消候ハヽ、二番(鐘カ)鏡
 為打、
 御出馬之用意可在之事、
  但、京地隔り候義ニ候条、
  御出馬被遊候共、火事御供立
  之外者、〆り候而、御城内外御留守
  手当之筋、御役前/\ニ而心懸
  可取斗事、
右之通申合置、混雑無之様ニ可
致旨被 仰出候、
 
 
 
画像画像 125
寛保四申子年二月廿日
         御馬奉行
   覚
一此間被仰出候高四百石以下、此
 節馬牽入置候面々、此以後
 御厩江繋置可申候間、御厩
 別当江致対談候節、差支無之
 様ニ可被申聞候、尤御馬入用之節、
 御借馬等差出義、馬主江断も
 不及相遣可申候、
一馬主勤前入用者、勿論他行等
 致候節、御厩別当迄申遣候ハヽ指
 遣可申候、尤御附中間者、手人可
 相用事、
一名前馬若差合候節者、外之
 
  (改頁)
 
 御馬借可遣候事、
   二月
 追而御厩繋柱々江、馬持主之
 名前記置可申候、以上、
 
寛保四申子年三月三日
一左之書付、御番頭・御者頭・御目付江
 相渡之、
  御家中之面々武具改之儀、
  今年ゟ可被 仰付候段、先達而
  被 仰出置候得共、指懸り見
  分等被仰出候而者、面々嗜候
  所ニ付而不連続之義も可有之
  哉ニ候、先ツ一組頭々迄武具品
  書取指出候様被 仰出候、寄
 
 
      [画像126~129](翻刻)