京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像111~115](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 116
 礼を以致出入来候、此度猶又吟味
 之上、向後相願候者共者証文致させ
 相渡、御家中買懸仕共、公裁ヲ
 受、 御名出候様成義仕間敷旨、
 証文為致候事ニ候、右之趣者
 畢竟売買之品買掛り等不
 埒ニいたし成、 御名出候躰之義ハ
 無之筈ニ付而之事候、万一貪ヶ
 間敷趣相聞候ハヽ急度可被及御沙
 汰候、心得違無之ため、右之趣
 向寄へ申達置候様ニ与御事候、以上、
  六月
 
寛保三亥年十月晦日
一御家中之面々、大小引脈向後
 
  (改頁)
 
 相印、左之通被仰出、連々相
 嗜候様ニと書付御目付江相渡
 候事、
  覚
一諸士引脈黒塗、金ニ而筋違三ツ
 引、
一小役人引脈黒塗、朱ニ而筋違
 三ツ引、
一諸組御足軽并御中間引脈
 之義、追而可被仰付候、頭々為
 相印借渡候義者勝手次第ニ
 可致候、以上、
一与力引脈黒塗、銀ニ而筋違
 三ツ引、
右之通、向後引脈之相印、連々相
 
 
画像画像 117
相嗜候様ニ被仰付候間、此段可被
申通候、以上、
   十月
 
寛保三亥年十一月朔日
一左之通、被仰出之書付為致
 拝見候
一度々倹約之儀被仰出候、上下
 共不如意ニ而者、國用難相弁
 ニ付、倹者今日之御備候、今年ハ
 米穀下直ニ付、御勝手向用弥
 以御倹約之筋御役人とも昼夜
 無油断可心懸候旨被仰出候、尤
 所々御役相勤候者共迄存附
 候義、夫々上立候役人江可相
 
  (改頁)
 
 訴事、
一御家中之面々も、米穀下直
 付而者諸事心ヲ付、(費)貴無之
 義者勿論、衣服絹紬以下相用、
 家内者迄少も餝かましき
 義ハ無之様ニ可相心得事、
一来子年ゟ御家中之面々、人馬
 分限之通可致□所持義ニ候得共、
 猶又御用捨ヲ以、来年中者此度
 三ツ渡之趣ニ而、人馬可致所持候、
 勿論平日共ニ勤前者分限之
 通、自分者ニ而可相勤候事、
一先達而被仰出候通、其分限
 応し武具馬具寄々相心懸
 可致所持義ニ候、年来御借
 
 
画像画像 118
 り米有之候上之事ゆへ、改之義
 【(取り消し線)御猶】御猶予之処、本知渡りニ
 被仰付、最早及四年、依之来夏
 ニ至り候ハヽ改被可仰付候間、可有
 其心得事、
一御家中之面々、厄介之様子ニか
 より可申候得共、不相応之及大借
 候段者不束之至候、向後其人
 ニゟ御吟味ヲ以、取扱有之、被下馬
 可感候、此旨相心得不役倹約之
 義、可相心得事
一音信贈【(取り消し線物)】答出会等之儀も、去
 暮被仰出候通、弥相守、染切ヲ
 表ニ可取計候、然処被仰出候ヲ以、
 自己之挨拶ニ用候様在之候而者、
 
  (改頁)
 
 私ヲいとなむと申【(取り消し線)物ニ付】物ニ付、
 御趣意ヲも相失ひ候事候条、
 吟味可有之事、
一縁組之義者【(取り消し線)家中】家中取
 納メ第一ニ候、当時之分限相応ニ
 下人召仕候上ハ、自然とと世聞ニ
 拘候義可有之候、婚義要用
 衣服以下【(取り消し線)驕】驕奢ヲわすれ
 潤沢美□候心根ゟ分限外之
 借用ヲ茂不顧、当分ニ求候義
 者有之間敷事ニ候、此処ヲ
 相考、常々質素ヲ可【(取り消し線)相守事】
 相守事
   亥十月
 
 
画像画像 119
寛保三亥十二月廿一日
一左之【(取り消し線)通】書付御目付共相渡、席
 触ニ致候事
  先達而被仰出候諸士以下衣服、
  随分有来ヲ相用、成たけ
  絹紬木綿類相用候様被仰出候、
  弥以ゆるみ無之様分限可相弁、
  来年始御礼等ニ罷出候共、新
  規ニ改候不及候、猶又質素ヲ
  相守様ニ被相心得、万一不相違之
  義在之、御不審茂請候而者
  不本意ニ候条、妻子召仕ニ至
  まて、右ニ准シ候様可被致、此旨
  寄々申聞候様御年寄中被仰聞
  候、以上、
 
  (改頁)
 
   十二月
 
寛保四申子年正月十日
一左之通書付、席触ニ致候様御目付共
 相渡之、
  此度於江戸、川北長左衛門忰共被
  召捕候、右ニ付而者御取扱筋
  申唱候趣も有之哉ニ相聞候、御改
  之儀ニ而茂、為詮義(ママ)味之義者、
  筋ニ寄可在之哉ニ候得共、惣而
  御仕置筋之義者勿論、無益
  之雑談等無之筈候、右躰之
  義於有之者、品ゟ御吟味可被仰付候、
  此段寄々ニ申聞可被置候、以上、
   正月
 
 
画像画像 120
寛保四申子年二月十四日
一左之書付、御目付共ゟ御家中江
 相触候様申談候事、
  当春八幡御造営も有之、京
  都火之御番義相続キ候ニ付、御人
  数御手当之儀兼而被仰付候通、
  不時之相図為打候共、昼【(取り消し線)□□】
  夜不限御手配相及候様可被
  相心得候、依之御家中之面々、
  近辺他所者格別、妻子者
  勿論下人等迄、遠方江不指
  遣様ニ可相触旨、御年寄中被
  仰付候、左様ニ可被(ママ)其意得候、以上、
   二月十五日
 
  (改頁)
 
            御目付
   各中
寛保四申子年二月十五日
一今日御番頭ゟ御留守居以上
 面々、御前へ被召出被仰付之趣、
 御書付左ニ記之
            御番頭
            御者頭
 惣而国之栄へ候と衰候とは、
 仕置ト風俗とに有之候、仕置相調、風
 俗正敷候得者、自然と繁昌せし
 め万端行届キ、是ニ反すれ者
 衰へ候義勿論候、此処ヲ破り
 候者、無益之雑祝申唱候より
 
 
      [画像121~125](翻刻)