京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像106~110](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 111
 為ニ候間、人々先方不足候共、
 成たけ娘子共不抱置候様
 可心懸旨被仰出候、支配々ゟ可
 段々可申伝候、以上、
   二月
寛保二戌年五月朔日
一左之書付両通、今日御番頭
 稲葉小四郎左衛門相渡、仲ヶ間へ申
 通候様ニ申談、其外御目付共ゟ
 致席触候様ニと、是亦申談
 相渡候、則左記、
   覚
一御在城之節ハ其格々ニ依而
 のしめ着用之義、向後共ニ
 可為唯今之通ニ候、御留守中
 
  (改頁)
 
 年始たり共、表立候勤之外
 可為無用事、
一御家中手馬持候義、武用第一ニ
 心懸候而、長ヶ馬振等吟味者無用
 之事ニ候間、四寸以下乗合を牽
 入候様ニ可致候、尤馬代等拝借之趣
 可相心得事、
一馬具之儀、随分不目立様軽キヲ
 第一いたし、用立候義主一ニ可心得事、
一御家中之子共被召出候者、たとへ
 式日たりとも、裏附之上下持来候者
 格別、新着用不及候、御擬作無之内、
 幼少之者衣服等、年違候者ニ付
 無益之筋ニ候間、其旨相心得、
 何ニ而も有合候服相用不苦候事、
 
 
画像画像 112
一向後御家中召仕候男女、主人江不相願、
 伊勢抜参と申罷出候ハヽ、欠落ニ可
 相立候、主人承届候之上者、勝手次第ニ
 候得共、下女之義者其向寄御役人江
 相談之上可遣事、
右之趣、寄々申談候様ニ可被返候、以上、
   五月
    覚
一年若成面々いまた縁組無之中、
 召仕下腹出生之子共有之候共、
 御吟味之上、相続ニ者被仰付間敷候
 之間、相応ニ縁組取組候様ニ兼而
 可相心得候、本妻ニ出生無之おゐてハ
 可為格別事、
 
  (改頁)
 
一本妻有之妾腹等之事者、其
 分限ニ可在之候、一通り之召仕ニ
 若出生壱人も有候ハヽ片付可遣候
 事ニ候、自己之家事相収も義
 他之為批判候様ニ成行候ハヽ、夫々被
 仰付方も有之候得共、一分之所行ニ
 依而 御家風猥ニ相聞候段不本
 意之旨、面々覚悟可在之候事、
右之趣、寄々可申聞之旨御沙汰ニ候、
以上
   五月
 
寛保二戌年(月脱カ)五十五日
一左之趣被仰出、席触ニいたし候様ニ
 今日御目付共へ申渡候事、
 
 
画像画像 113
 下目付相勤候佐宗兵蔵義、親杢左衛門
 致病死候ニ付而、初七日之法事過ゟ致
 方甚奢之趣達 御聴、軽キ者右之
 通存入、一統緩ミ候【(取り消し線)□】端と甚不届ニ付、
 急度御吟味之上、御扶持可被召放候之処、
 親弔之儀ニ付、御慈悲ヲ以御切米被減、
 下目付役被召放、御長柄之者ニ御引下ヶ
 閉戸被仰付候、此段何茂承置候様
 こと御年寄中被仰聞候、以上、
  五月
寛保二戌年十二月十七日
一今度御家中面々江被仰出候義有之、
 高五拾石取以上、米四石五斗取以上、
 米拾三俵取以上、御扶持方七人扶持取已上、
 御切(ママ)府金五両已上、
 
  (改頁)
 
 右之通、面々 御意之趣、当番五左衛門
 申渡、畢而御書付御右筆読之為聴、
 別紙御書付弐通為拝見候事、
  此度御家中倹約之儀、為御手当
  被仰出候、御書付為続候間可承之
  候、并別紙御書付何も致
  拝見、急度相守、夫々迄
  御趣意相届候様可相心得候、右之
  趣申渡候様
  御意候
 
去々年より御領分打続水損
在之、当年者越後・下総・上方御頭分
迄一円御損毛、其上米直段下直ニ付、
来年中御暮方御操合相及兼候、
 
 
画像画像 114
先達而役 (被カ)仰出置候通、百石ニ付
五分通り、当暮ゟ上ヶ米被仰付候様ニ
仕度旨、御役人共相伺候ニ付、達
御聴候処、窺之趣無拠義被思召候、
併本知渡被下候義、今年ニ而三ヶ
年無相違候得者、御家中御手当
可罷成候、何卒当暮者無滞
相渡候様被成度被思召候間、如何
様ニも御役人共遂勘弁候様ニと
再応被仰出候、依之御勘定奉行
共色々相働、御才覚金ヲ以、先
来年中御操合、大かた可相及趣
候、弥以来春ゟ厳敷御倹約可被
遊候間、御家中も右准し倹約
いたさせ、人馬持候義も当年迄
 
  (改頁)
 
之通、先御用捨被 仰付候、然レ共、
来秋又候御領分相障義も有之
候者、来暮ニ至、五分通候之上ヶ米
可被仰付候、其節無滞様ニ可相心得候、
右ニ付、松田与三左衛門出府之上、委細
御尋被遊、弥来春より御家中
厳敷致倹約、来暮ニ至不差支
様可申渡、其旨御意候、度々
被仰出候事ニ候得者、猶亦音信
振舞衣服等之儀、別紙之通
書付一覧いたし、いつれも申合、
其旨可相守候、已上、
   十二月
   覚
一祝儀婚礼又は無拠出会之節、
 
 
画像画像 115
料理香物之外一汁二菜之事、
  但、酒三献、肴壱種ニ可限事、
一衣類絹紬木綿ヲ用、其外
 一切可致遠慮候、尤夏衣服可
 准候事、
  御客又者御使者等之節、可為格別事、
一普請振舞餞別土産成たけ
 無用候、無拠義候ハヽ右之趣ヲ以可
 取計事、
一人馬所持之義、男ふりニ無
 貪着、馬者不拘、見分ニ用立
 候義ヲ主一ニ可被相心得事、
一武具馬具嗜之儀者、無油断
 相応ニ可致所持候、追而改而被
 
  (改頁)
 
 仰付候事、
一大小性以上、向後自分具足相
 嗜可申候事、
一御家中自分鑓印、并指物
 之出シ物、数寄次第拵嗜置(ママ)
 可候事
右之趣被仰出候上者、軽重共ニ
分限相弁、一己々心附倹約可相守、
不相応義於有之者、人ニ寄
御吟味被仰付候、左様可被相心得候、以上、
   十二月
 
寛保三亥年六月廿八日
   覚
一御城下江致出入候、売買人前ゟ
 
 
      [画像116~120](翻刻)