京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
画像番号一覧 表示/非表示
      [画像101~105](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 106
 を加え相勤候様ニ被仰出候、付而来
 年中者、役馬所持之義勝手次第
 可被致候、尤役馬不牽入面々者、
 役馬金五両相納候様ニ可被致候、
 此段可被申談候、
  十一月
 
   覚
一病気ニ付湯治相願候面々、只今
 迄者御留守中御用少ニ罷成相願、
 御在城之節者不相願心得ニ相聞
 え候、向後者 御在城之節不及
 遠慮、妻子ニ至迄、勝手次第病気
 之義ニ付而者相願不苦候、
 御留守年者指掛候義者、格別
 
  (改頁)
 
 致延引宜候、御在城ニ付而者、達
 御聴候義も早速相済、人々勝手
 ニも可罷成候との御沙汰ニ候、此段
 支配々より末々迄可被申聞候、以上、
   十一月
 
寛保二戌年二月朔日
一諸士以上面々、御書院え召集、
 殿様御出座被遊、左之通
 御意被成下
  家中数年借米有之ニ付、難
  義致候之段、御代々御苦労被成
  候ニ付、色々了簡加え、去年ゟ本
  知ニ言付無拠義者口入方申付
  置候処、還而ゆるミニ相成候哉、
 
 
画像画像 107
口入方借用茂相増、去暮ニ至甚
致難儀者共茂在之段相聞え、趣
意と者相違ニ候、数年押置候
武具・馬具修覆申付候義者
勿論ニ候得共、外聞心付不急事ニ
物入多ク、又者家内入用分限
不相応ニ成行候ハヽ、弥以取続不罷成、
一同ニ人数指出候節、致倶候儀も
成兼候ハヽ心外可存候、我等ためニ者
不過不宜候、武士之嗜候義ヲ
第一ニ心掛、常々吟味ヲ加え、万事
取〆リ貪り無之武儀以相勤候
様可致候、猶為手当此度借用
有之者共、暮方世話いたし遣
候様役人共江申付候、向後人々ゟ
 
  (改頁)
 
夫々ニ可取計候、一同と存間敷候、
随分致倹約ゆるみ無之様ニ可致候、
猶年寄可申聞候、
   二月
 
御家中数年御借米有之候故、
勝手向取続、且厄介片付屋敷
修覆等、借用高利無之様ニ為御
手当、口入方御役人被仰付、元方ヲも
御定被成、彼是勘定相加取計来候、
然ル処、去暮ニ至候而者、別而口入方
差引茂相及兼候程之趣ニ相聞候、
畢竟御家中手繰宜敷ため
【(取り消し線)□□□□】被仰付候処、還而及大借
候段者不益之筋ニ候、依之口入方
 
 
画像画像 108
 御役人者被指止候間、向後面々心
 掛ヲ以、勝手向御苦労不罷成候様
 可致候、
一右之通口入方被差止候義も御
 家中勝手向〆りため、
 御慮ヲ以御役人共考被仰付処、
 只今迄口入方御役人共ゟ借出候
 米金者、御立入町人共ゟ借請之事
 候得共、返済訳不相立候而者、御勝手
 向御用候ハヽ差支ニも罷成候故、手繰
 相及候取計方、猶又為御手当倹
 約方役人被仰付候借用米金返済
 方之義、員数多少可有之義者
 勿論候得共、凡高百石面々、引当
 米一ヶ年五七石之間を以、利分
 
  (改頁)
 
 元金返済罷成候様に勘弁可
 相加旨被仰付候、尤高登り候返済
 引当之義者、百石之当り等可准候、
 委細ハ御役人共江可承合候、
一御家中勝手向之義、彼是
 御苦労ニ被思召、此度改倹約方御
 役人被仰付候義、別而一同ニ難有事候、
 然ル上、借用高取計相及候迄者、
 随分一分ニ而倹約を第一ニ心懸、
 寄々武具・馬具等之修復相加、
 御奉公筋無差支様ニ可致義
 本意候、
右之趣被仰付候ニ付、向後音信贈答
出会等之義、猶亦堅相守、
 
 
画像画像 109
御思召末々迄行届候様ニ罷成、御家
中之面々勝手差支も無之趣ニ相聞
候ハヽ、追而者又口入方御役人をも御取可
被下候、此段何茂得与呑込倹約
方御役人遂相談候様可致候、以上、
   戌二月
 
寛保二戌年二月五日
【(取り消し線)一左之通書付】
一左之書付、夫々心得罷有候様ニ申
 談相渡、
            御旗奉行
            御小性頭
            御者頭
 
  (改頁)
 
            御持長柄奉行
       是者、御用人共方ゟ相達
            町奉行
            御勘定奉行
            御留守居
            御船奉行
            御目付
    是者、御目付共江申談相達
   覚
一小役人已下子共男女共ニ御家中へ
 奉公ニ出し、主人之口ヲ添候之趣
 ヲ以、縁組養子等可差遣候事
一主人々ゟ構有之、又は差免候とも、
 主人々江相達、口ヲ添候上、縁組
 養子等ニ可指遣候、為相対
 
 
画像画像 110
 不相応成取組相願候義者、双方
 不心得之趣ニ可罷成候事、
  附り、構有之者一切縁組片付
  不成候事、
一年寄中初、重ク被召仕候面々ゟ
 片付遣候子共之分者、依願ニ被召出候
 義も可有之候、主人世話致片付
 遣候上者、先方重ク候共、養并
 縁組共対主人江不苦候事
 
寛保二戌年二月十五日
一左之書付御番頭仲ヶ間 (衍カ)并
 并相組々江申談、為致拝見候様ニ
 申談、今日稲葉小四郎左衛門於御用
 部屋相渡、御者頭江も御用人ゟ
 
  (改頁)
 
 相達、其外之面々江御目付共ゟ相達シ候、
   覚
一縁談取組之義、唯今者他所ゟも
 勝手次第ニ被仰付候得共、向後者
 近キ親類ハ格別、一通之取持
 ヲ以相願候義、無用可致旨被
 仰出候、乍然、人ニ寄従
 上被仰出候義者可為格別也、
一娘并厄介ニ致置候女、他所片付
 候義者勝手次第相願、随分一
 已々働ヲ以、年不長内片付候
 心得ニ可罷在候
右之通被仰出候御趣意者、娘
子共御家中并他所江片付之
 
 
      [画像111~115](翻刻)