京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像61~65](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 66
右之趣、相達可被置候、
  十二月
            御籏奉行
            御者頭
            御持長柄奉行
一御足軽共、如前々絹衣服致所持候
 様ニ可被申付之、尤如前々被
 仰出候絹紬布木綿之衣服に
 限り可申候、平日者木綿を着、
 絹類堅可為無用候、役人より
 指図有之節、絹衣服可致着
 用事、
一御足軽并御籏之者・御長柄之者子共、
 向後老中初御家中之諸士可
 
  (改頁)
 
 召仕候間、奉公ニ差出候様ニ可被申付候、
 他所江差出候義、其頭江申達候ハヽ、
 其頭御目付方江一応被申談候上、
 可被差図事、
一御足軽・御旗之者・御長柄之者、男
 長ケ如前々五尺五寸以上之者を
 可召置事、
一右之者共并子共、芸能を致
 習せ候儀、其身之程を考、武
 芸を致修練、書算之心掛可為
 専一事、
一被仰出之旨ニまかせ何程芸能
 いたし習候とも、其身不相応之筋、
 御取扱難被成事ニ候、乍然相勝而
 器用ニ而、衆人ニゆるさるゝ者者
 
 
画像画像 67
 各別ニ候、不都合之芸術致習候
 儀、其身ハ勿論、子弟たりとも
 可為無調法事、
右之趣それ/\ニ可被相達置候、
以上
  十二月
            御留守居
            御目付
一御留守居支配、御目付方支配小役人
 以下之者、子共不都合之芸術
 致習せ候之義、其親々共可為
 無調法候、相応之武芸・書算
 等無油断いたし習せ可申事、
一被仰出之旨ニまかせ何程芸能
 いたし習候とも、其身不相応之
 
  (改頁)
 
 筋者、御取扱難被成事ニ候、乍然勝而器
 用ニ而、其事業熟達、衆人にゆるさ
 るゝ者各別ニ御取扱可有之事、
一小役人之子とも、向後諸役所之見
 習ニ差出候儀、みたりに難罷成候、
 差図之上ハ各別之事、
一御家立之者共之(子脱カ)弟なと、老中
 初御家中之諸士召仕可然候条、
 向後者奉公ニ指出候様可被申聞候、
 年齢に応し、又者、若年ゟ召仕
 候とも、其段者其主人可為心次第
 候、成人之上、御目付共吟味有之、御用
 立候様ニ罷成候ハヽ、
 上ニ而可被召仕候事、
 
 
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一右之者共子弟、尓来他江罷出
 候義罷成間敷候、願之上
 御免者各別之事、
右之趣夫々ニ可被相達候、以上、
  十二月
 
一御家中長屋借り、午之年ゟ者
 堅差置間敷候、来年中ニ夫々ニ
 片付候様可取斗候、
右之趣、長屋借有之面々江可被
申通候、以上、
  十二月
 
 
  (改頁)
 
元文二丑年二月廿二日
一当夏 御参府之節、御供之面々江
 左之通被仰出之、一左衛門并奉行役
 井上彦兵衛、御広間御短冊之間江
 出座、一左衛門左之通申渡之、
  但、御参府度々ニ有之候得共、
   御代初而ニ付、記之、
  当夏御参府之節、何茂御供被
  仰付候御供帳被差出候間、被致一覧、
  御条目之旨被相守、作法能可被
  相勤候、道中勤方別帳之通被
  仰出候、御人少ニ被召連候故、加役等多
  候之間、得と被申合、無御手支様被心附
  可被相勤候、去夏茂被仰出候通、聊も
  目立候儀無之、質素を(第カ)専一ニ
 
 
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被心得、有合之品相用候儀尤ニ候、御条
目為読候、可被承之候、
右御供之面々、小役人迄召呼申渡之、
畢而御条目御右筆読之、
  条々
一今度就参府道中供之面々、
 番割之通無懈怠可相勤候、尤宿々
 野間ニ而茂作法好可勤候、召仕等茂
 急度申付、少茂猥成義無之様可相慎事、
一駄賃旅籠銭人足賃無滞相払、
 荷物之貫目御定ゟ重而不可致、
 尤宿々ニおゐても押買狼藉
 惣而理不尽之致方仕間敷
 事、
 
  (改頁)
 
一道中ニ而名所等見物之儀令停止候、
 且又道中道筋由緒之者在之と
 いふとも立寄へからす、若無拠用事
 在之におゐてハ、目付之者を以
 申達、可任差図事、
  附り、泊所ニおゐて好色之義者
 勿論、過酒無益之雑談不仕様ニ
 下々江茂急度可申付候、且又
 供之人数之外、兼而存知之者
 ニ而も同道・同宿いたすましく候、
 伊勢参其疑敷者
 堅ク不召連候様ニ末々迄可申付事、
一喧嘩口論堅不致、縦ひ何様之
 儀在之とも致堪忍、追而
 
 
画像画像 70
 可遂其旨事、
一於道中万一不慮之義出来候ハヽ、
 其所近キもの出会取斗、役人江
 可達之、其外之者本陣へ
 罷出、下知を可相待事、
  附り、火事有之節ハ、供之面々
  当番ハ早速行列之通本陣江
  相(移リカ)□□、非番之面々ハ向寄/\江
  作法能立退、指図を可相待事、
一路路にて大名衆・御旗本行衆江行合
 候ハヽ片付可罷通候、我等致時宜候衆
 在之者、末々迄下馬下乗いたし、
 尤笠頭巾を脱可罷通候、勿論
 往還之障りニ不成様行義能
 
  (改頁)
 
 可相通事、
一御関所相通候節、笠頭巾を
 脱、作法能可致旅行候事、
  附り、舟渡川越場ニ而、
  不論前後作法能可相越事、
右之通、堅相守者也
  二月
   覚
一当夏参府之節茂、去年帰
 城之通諸事厳敷相省、
 途中平生地廻之供立之通
 ニ而罷越候間、末々迄茂一同ニ
 此旨相心得、万端有合を用、
 随分手軽義肝要之事、
一餞別并土産物之義、一切令
 
 
      [画像71~75](翻刻)