京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像46~50](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 51
御定之通所持候儀、并武具・馬具
身躰ニ応所持候様ニと申談候義者、
伺之趣可申談旨及挨拶候事、
 
元文元辰年六月廿七日
  覚
一宇治・八幡、其外御免被成候場
 所江罷越候節、只今迄者御目付へ
 相届来候、向後如何可仕候哉、
 附札
  此ケ条、可為只今迄之通候、然共
  被 仰出候趣も候間、向後先各
  申達候上御目付江相達、挨拶
  候ハヽ、当人ゟ又各江其段申達
  罷越候様ニ可致候、
 
  (改頁)
 
一飯米内證借願之義、只今迄御目付
 江相願候、向後如何可仕哉、
 附札
  飯米内證借と申義ハ無之候、飯
  米前借之義ハ只今迄之通
  可被相心得候、御目付江申達候義、
  向後者相組御目付迄申達
  候筋可然候、
一相組之内御用之義在之節、召連
 罷出候様頭々迄申来候時分、当
 人江直可申遣哉、又者其組之
 御軍使・御取次之内江可申遣哉、
  附札
  此ケ条、人遣等手支之義可有之
 
 
画像画像 52
 候間、先当分ハ只今迄之通御目付ゟ
 点取廻状ニ可為致候、其時/\に
 各江も可為相知候間、御用席江
 被召連可有出座候、
一遠慮・指扣等之義、御目付を以
 相伺来候、向後者頭々迄相伺可申哉、
 附札
  此ケ条、可申渡義有之節ハ、
  取斗前ケ条之通ニ而候、被指
  免候節ハ、軽キ品ニて候ハヽ、各
  より被申渡候様ニ可罷成候、重キ
  品ニ而老中可申渡節、前ケ条
  之通取斗ニ而候、
  六月
 
  (改頁)
 
   覚
一京都火之御番之刻、御人数被
 指出候節、火事場ニ而何も勤方
 前格之通相勤候様可申合奉存候、
一御当番之内、及大火
 御出馬被遊候節ハ、爰元ニ罷在候
 私共非番之内、御供可罷出候哉、
  附札、前格之御附紙
     不及此義候、別段ニ相達候、
一御非番月、京都出火ニ付、爰元ゟ御
 人数被指出候ハヽ、私共之内罷出
 可申哉、
  二ノ手被指出候ハヽ、各ニも壱人
  可被相越候
 
 
画像画像 53
一京都ニ御人数相詰候内、諸士無拠
 用事、又者静成節、遠乗等ニ
 罷出候刻、御目付共可申聞候、前
 格之通ニ取斗可申候哉、奉伺候、以上、
  附札
  格段之勤先ニ候得者、無拠用事
  ニ而他出と申儀在之間敷事
  ニ候、遠乗之義道筋為見分、
  近所江罷出候者、出火有之節、
  御人数出候ニ無手支様ニ前々
  之通可取斗候、
   覚
一出火之節、途中ニ而火鎮り御
 人数罷帰候砌ハ、御目付ゟ其段
 
  (改頁)
 
 御注進仕来候事、
  附札、前格之御附紙
   前格之通可致候、
一出火之節、御人数ニ而防候砌、右場
 所ゟ早速御目付ゟ御注進申上候様
 指図仕来候、
  但、火事場ゟ早速之口上注進
  ニ者不及旨、先年被 仰出候、乍然、
  禁裡・二条御城辺ハ前々之通
  可致注進之旨被 仰出候
一出火手ニ合御人数引取候節、例之通場所ゟ
 騎馬之者、御所司様・町奉行江御届
 申上来候、
  附札、前格之御附札
   御留守居可相勤候、
 
 
画像画像 54
  附札
  前格之御附紙之通可致候、各御
  留守居役用ニ而致他出、其節
  間ニ合不申候ハヽ、騎馬之内より
  御届可被申談候、
一五節句御祝儀、以書状申上候事、
一使間遠之時分、御注進伺
 御機嫌方、以書状可申上候事、
 右、前格如此御座候
 
 元文元辰年六月廿八日
一京都火之御番之節、京詰之面々江
 被 仰出御條目、左之通〈但御番月ニ/罷越候者江〉
 被仰付ニ付、其月々ニ
 在之候得共、当御代初而之儀ニ付、記之、
 
  (改頁)
 
  覚
一京都屋敷ニ相詰候内、小屋にて
 作法正敷いたし、昼夜ともに無油
 断駈付之致支度可罷在候、尤火之元
 随分大切ニ可申付事
一喧嘩口論堅停止候、若無拠子細在之
 候ハヽ罷帰可達其旨候、召仕之者迄も
 此旨急度可申含事、
一禁裡御築地辺、二条御城辺、并此方
 屋敷近辺出火之節者、太鼓・鐘打交
 可申候事、
一洛中出火之節、早太鼓打可申候、遠方ニ
 而候ハヽ、太鼓静ニ打可申候事、
  附り、火消候ハヽ、消鐘可申付事、
一出火之在之、人数相揃候相図鳴子引
 
 
画像画像 55
 可申候間、早速人数行列札之通可
 相揃候、近所之出火者格別、惣而人数
 途中静ニ罷越、其場ニおいて用立(タチ)候様
 心得可申候、途中ニ而火消人数引取候節ハ、
 拍子木ニ而致相図、行列相立、作法正敷
 引取可申候、其節目付之者乗廻可致
 差引候間、可任其旨事、
一騎馬、或者歩行立之者共、足軽・中間
 之外、消道具等ノ手切ニ致裁許、作法
 正鋪可罷越候、纒、騎馬より先江乗
 ぬけ候儀堅停止、勿論足軽・物持中間
 ニ至迄、右之趣可相守事、
  但、目付之者者、可為制外候、
一遠所之出火ニ候ハヽ、先手ハ火元江駈着、
 二之手者途中迄罷越、扣居候場右様之
 
  (改頁)
 
 定別紙ニ在之候間、一人/\とくと呑
 込罷在候様可致事、
一火事場ニ而人数屋祢へ上り候節、
 太鼓打可申候、人数引下シ候節ハ、
 鉦を打可申候事、
一騎馬之者召連候家来、若党・
 中間・手明之分者、役人指図次第、火
 防(ママ)可也可申候、尤足軽・中間迄も
 たすきを掛相働可申事、
一於火事場、押買狼藉不可致候、
 火防候先々ニ而酒家江不入様ニ
 いたすへし、縦ひ馳走ニ振廻
 候とも、一切酒給させ申間敷候、
 勿論盗物者不及申、如何様之
 もの落ちり在之候とも、かたく
 
 
      [画像56~60](翻刻)