京都女子大学/京都女子大学図書館所蔵 淀藩士上月家文書

大儀院様御代被仰出書集 壱
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      [画像26~30](翻刻)
 
<翻 刻>
 
画像画像 31
 家中の痛ミに成候訳ニ者無之候得者、
 少之懸ヶ引ニ而、上下志之障りに
 成候ニ付、猶亦評義之上、江戸・淀
 勘定奉行共江申付、銀主共江可成
 程者用金相頼、先ツ春借シ者、
 米金を以相渡シ候、此上才覚不調
 候得ハ、逐而者借し米等之違
 却ニ茂可成候、尤無拠義、其節ニ
 至り申付次第ニハ候得共、若指支
 候時之心得、平日之暮、飯米杯之
 勘弁も可有之事ニ候、随分倹
 約之上ニも勘略を用ひ、無益之
 出金等無之、万事ニ了簡を
 加江、衣類之見苦敷分ハ不苦候、
 右之趣面々承り、兼而考置
 
  (改頁)
 
 候得ハ行当り候儀少ク、無事成
 時者其印相見江、上下之安穏不
 過之候、当前之義と斗不存可
 心懸候、已上、
右被仰出之御書付、夫々ニ被
召出、御直ニ御渡被遊候、罷出候
面々之順等、委細日記有之也、
 
  丑二月廿九日
一河州大竹村自害人之義、御仕置
 筋被仰出候趣、委細日記有之也、
  丑三月三日
一今日左之通被仰出、席触いたし候、
 組附之諸士寄合并軽キ者
 迠も御吟味之上、無役之者御役
 
 
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 義被 仰付、又ハ御取立等之節、
 向後其頭々支配々、常々心を付、
 様子存居候趣御尋可有之
 候間、組支配有之面々兼而承知可罷有候、
 但、御役替等被 仰付者茂、品ニより
 其相組頭支配筋江不斗
 御尋可有之候、
右之趣被 仰出之候、
 
 丑三月十一日
一的場十郎左衛門江養子前願之義
 ニ付、被 仰付之趣、委細日記有之也、
 
  丑三月十五日
 
  (改頁)
 
一和田治太夫組之者致欠落候義
 ニ付、治太夫遠慮被 仰付候趣、委
 細日記有之也、
 
  丑三月十八日
一去ル十二日、枇杷ノ木御門内江他所者
 相通シ候義ニ付、御目付共吟味之
 書付、御者頭共出候書付、并御者頭
 共江申渡之趣等、委細日記有之也、
 
  丑四月朔日
一御家中実子・養子御目見之儀ニ
 付、被 仰出之趣、致席触候様ニ
 御目付共江申渡、左之通書付相
 認渡之、
 
 
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  覚
一実子・養子共ニせかれ十五歳ニ
 罷成候ハヽ、御在城中者御目見
 之儀相願可然候、尤年頃ニ及候ハヽ、
 兼而御年寄共江召連候而、見せ
 置候様ニ可被相心得事、
一養子之儀、願之通被 仰付引取候ハヽ、
 早速御年寄共江召連罷越、見せ
 置候様ニ可致候、御目見之儀も
 御在城之節者、無油断相願候様ニ
 可有之事、
  附、親病気ニ罷在、御目見願之義
  及延引候ハヽ、其趣ニよつ而願之
  筋も可有之事、
一嫡子又ハ養子ニいたし置候
 
  (改頁)
 
 者、病身、或者病死等有之候節、親
 五十歳以上ニ候ハヽ、二男・三男之内者
 勿論、又ハ養子相続之もの無油
 断可心掛事ニ候、若其内急病
 ニて末期之願者、各別たりといへ共、
 不覚悟ニ候ハヽ、数月延引之上ニ
 候ハヽ尤其御差別可有之候、且又、
 右之外不埒成筋家督人欠ケ
 候而、重而相願候とても実子・養
 子ニかきらす、一分/\も勘弁たる
 へき事ニ候、勿論相願候筋ニより、
 善悪之御沙汰可有之事ニ候、
右之趣、寄々申聞せ候様ニ被仰出候、
 
 
画像画像 34
  丑四月廿三日
一小役人共相果候後、厄介扶持等被下置候
 儀ニ付、御留主居役・御目付共江、左之通
 書付相渡之、
  覚
  小役人共相果、妻かかり所も無之者、
  幼少之子共江も年頃ニ応し吟味
  之上、御扶持方被下置事ニ候、乍然
  向後ハ男子十五歳・女子者十七歳
  迄ならてハ被下置間敷候間、其内
  随分心懸、奉公又ハ形付候様ニ可致
  候、且亦只今迄御扶持被下罷在候
  者之内、右之年頃を越片付候儀
  難成わけのものハ、其旨趣支配方へ
  可相届候、左茂無之者ハ勿論、
 
  (改頁)
 
  御扶持方指上候様可仕候、右之趣より/\
  申聞置候之様ニ可致候、
 
  丑四月廿四日
一中山市兵衛儀、支配頭畑数馬迄以書付、
 世忰同名市太夫義、御目見被
 仰付被下候様ニ相願候、何も評議之上、左
 之通市兵衛江申候様ニ覚書相認、
 数馬方江差遣シ、尤願書も相返シ候、
  覚
 中山市兵衛忰
 御目見願書差出候、先達而席触
 之趣ニ付而、願候との事ニ候、先日席
 触之趣者、前々より御目見相願候
 者共之義ニ付、被 仰出之候、只今迄
 
 
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 寄合之子共御目見被仰付候儀無之
 処、心得違与相聞江候、併右之通相
 願候存寄ニ候ハヽ、先支配頭江茂内證
 申達候而之上、可相願事ニ候処、麁骨
 成願之趣ニ存候間、其趣可被申聞候
一向後者、寄合之子共年頃ニ成候ハヽ、
 支配頭逢ニ而人品を茂見置可然
 候間、其心得可有之候、
  四月
 
一御家中世忰共十五歳ニ成候得者、
 御目見相願筈ニ候、及年頃ニ候者、親召連
 罷越候、其節ハ当番之御年寄共
 斗逢候事
一養子引取候而、親々召連罷越
 
  (改頁)
 
 筈ニ候、其節者何茂逢候而、様子
 見置候事
  丑五月
一御者頭江申聞候趣、左ニ記、
          御者頭共江
 御足軽等頃六十以上之者、江戸御
 荷物才領、并越後御領分江茂右
 同断之節ハ、片道分軽尻馬代
 可被下置旨、先年被 仰出候、是ハ
 御荷物も有之、其上日数茂詰り
 罷越義候間、向後も可為右之通候、
 御供往来之節者、相定外之馬代ハ
 被下間敷候間、此段仲ケ間へ可被
 相通候、以(上脱カ)
 
 
      [画像36~40](翻刻)