賀茂県主同族会(上賀茂神社)/賀茂祢宜神主系図ほか

足汰競馬会雑記

4.[参考] 賀茂競馬の乗尻・所役と馬所

 諸役は賀茂の氏人が務めてきたが、現在でも神主役以外は旧社家で構成される(財)賀茂県主同族会の会員によって奉仕される。
 
 現在の競馬会神事における庄園の序列を表1に示す。庄園は20あるが20人分の乗尻や馬具・装束等を調達することは難しいため、近年は10または12で終わることが多い。ただし、その時でも最後の庄園は三河国小野田庄となる。乗尻の庄園は、四月下旬に行われる籤取りの儀において、庄園の書かれた籤を年長者から引いていくことにより決定される。倭文庄および金津庄に関しては、籤をとらず、所役および乗尻中の合議によって決する。乗尻は足汰式および競馬会の両方に奉仕し、同じ庄園馬に乗る。神主・乗尻以外の所役は同族会会員の中から選ばれる。
 

表1.現在の庄園名とその順