浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 五

第四章 国際化の進展と新たな課題

第三節 教育

第五項 専門学校

専門学校と各種学校

日本情報技術専門学校 浜松情報専門学校 常葉環境情報専門学校
 浜松地域テクノポリス構想が具体化する中、その人材養成機関として設立されたのが日本情報技術専門学校であった。これは地元経済界の援助を受けて昭和五十九年四月にテクノポリスに近い初生町に開校した浜松で初めての本格的な情報技術専門学校であった。続いて静岡県自動車学園が昭和六十年四月に曳馬六丁目に浜松情報専門学校を設立し、共に新しい情報技術の専門家の養成に当たった。日本情報技術専門学校バブル経済崩壊後に定員割れを起こすようになり、平成六年に常葉学園が経営を引き継ぎ、同七年四月に常葉情報専門学校と改名、翌八年からは環境システム科を増設し常葉環境情報専門学校となった。同十一年からは環境・情報システム科一科となり、水、大気、リサイクル、ビオトープなどの環境分野の専門知識を学べるようになった。環境コースは各界の注目を集め、全国各地から学生が入学するようになった。また、短大併修制度を導入し、浜松大学三年次に編入できるようにした。浜松情報専門学校は社会のニーズに対応すべく平成十三年四月から情報ネットワーク科、コンピュータ科、CG・ゲーム科、CAD科、OAビジネス科の五科構成となった。
 
デザインテクノロジー専門学校 ルネサンス・アカデミーオブデザイン
 既述の笹田学園ファッション専門学校は平成六年に男女共学とし、コンピュータ分野の学科を新設、さらに業界のニーズに合わせて服飾・家政分野のファッションビジネス学科は残すものの平成十年に建築分野の学科を設けて校名をデザインテクノロジー専門学校とした。平成十三年時点ではデジタルメディア学科、ファッションビジネス学科、建築学科の三科構成となっている。全国に幾つかある日建工科専門学校グループの浜松日建工科専門学校が開校したのは平成十三年四月、ここでは建築CAD設計科などを設け、一・二級の建築士を育てるための教育(受験資格認定校)を行っている。デザイン関係の専門学校としては平成七年四月に有名な自動車ディーラーから業態を変換して開校したルネサンス・アカデミーオブデザインがある。開校時は三学科でスタートしたが、平成十三年にはデジタルデザイン科、グラフィックデザイン科、インテリアデザイン科、建築CAD科、雑貨デザイン科、トレンドコーディネート科、デザインマスター研究科を持つ学校に成長した。その後、時代の変化に対応し、次々に新しい学部や科をつくっていった。
 
ミズモト学園 浜松調理菓子専門学校
 ミズモト学園の歴史は昭和四十八年に田町で水元クッキングスクールを開校した時に始まる。これが大きくなって東海調理師専門学校(高林町)となり、後に製菓科を新設、平成六年には東海マリンアクティブ専門学校を開校、前記の専門学校を東海調理製菓専門学校と改称、同十二年にはマリン関係の専門学校を東海工科専門学校とし、自動車整備学科を加えた。同年、高林一丁目にあった東海調理製菓専門学校浜松駅に近い板屋町に移転、新校舎を完成させた。以後、連尺町にも医療福祉の専門学校を開設するようになっていく。浜松駅に近い板屋町への専門学校の建設は学生の通学には便利とあって、これ以降、駅に近い所には浜松情報専門学校大原簿記専門学校デザインテクノロジー専門学校の田町校舎、河合などが校舎を建て、学生の姿が目立つようになった。調理師学校として歴史が古いのは昭和三十九年に木戸町に開校した浜松調理師学校である。昭和五十二年には専修学校の認可を受け、浜松調理師専門学校と改名、同五十三年には広沢一丁目に移転し、その後製菓衛生師科を併設して平成八年には浜松調理師製菓衛生師専門学校となり、同十六年四月、浜松調理菓子専門学校とし、多くの調理師と製菓衛生師を育てている。
 
名古屋大原学園
 名古屋大原学園は各地に専門学校を展開しているが、浜松では昭和五十七年に浜松大原簿記専門学校として認可され、簿記の専門学校として大きくなった。その後、同学園は平成六年四月に国際トラベル専門学校浜松校を開校、その後ホテル部門を加えて平成十年四月に国際トラベル・ホテル専門学校浜松校と改称した。同学園はさらに公務員試験合格を目指して平成九年四月に大原法律専門学校浜松校を設立、翌年四月には大原法律公務員専門学校浜松校と改称した。これらの学校は鴨江二丁目にあったが、その後浜松駅に近い板屋町に移転した。
 そのほか、平成十三年現在、既述のもの以外に医療系として常葉学園医療専門学校浜松歯科衛生士専門学校、社会福祉関係として聖隷介護福祉専門学校、また、静岡県西部理容美容専門学校、国際医療管理専門学校浜松校、国際観光専門学校浜松校、浜松経理専門学校がある。
 これら多くの専門学校は時代の変化を素早く受け止め、社会や学生のニーズに合わせて学部や科を更新している。平成十五年の文部科学省の「学校基本調査」では新規高卒者の十八・八%が専門学校進学しているが、これは四年制大学に次ぎ、就職や短大への進学より多くなっている。
 専修学校は入学資格は特になくても一般課程を置くもので、服装関係のものが多い。また、珠算や服装関係のものとして各種学校がある。