浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 四

第三章 発展への基礎づくり

第二節 自衛隊・警察・消防

第一項 警察法の改正

一 現行警察制度(静岡県警察)の確立

浜松中央・東・北警察署の設置

浜松中央警察署
 浜松中央警察署はこれまでの鴨江町の旧浜松市中央警察署に設置され、署長・次席の下に、警務(会計)・刑事(防犯)・警備・警ら交通の四係が置かれた。警察官は署長以下百三十九人、一般職員十四人であった。管轄区域は中心部の田町・旭町など、馬込川より西側の町、また、広沢町・蜆塚町や西南部の町など五十三町と浜名郡のうち雄踏町篠原村可美村入野村であった。浜松中央警察暑は開署に当たって四つの署訓(規律の厳正、一致協力、親切丁寧、迅速処理)を制定した。浜松中央署の下部機構である派出所駐在所は左の場所に設置された(『静岡県警察史』下巻)。
 
  警部派出所   浜名郡雄踏町
  警部補派出所  市内海老塚
  巡査部長派出所 市内旭町・浅田町・寺島町浜名郡篠原村 計四カ所
  巡査派出所   市内砂山町菅原町新町尾張町亀山町、署所在地 計六カ所
  巡査駐在所   市内東伊場町広沢町・森田町、浜名郡入野村可美村篠原村など十四カ所

図3-7 浜松中央警察署

 
浜松東警察署
 浜松東警察署は相生町の旧浜松市東警察署に置かれ、警察官七十四人、一般職員七人であった。東署の管轄区域は馬込川より東の相生町・木戸町・佐藤町など、駅南の三島町・中田島町など、東部の中ノ町笠井など百五町(大字)であった。派出所駐在所は左の場所に設置された。
 
  警部派出所   市内笠井
  警部補派出所  市内中ノ町橋羽
  巡査部長派出所 市内古川
  巡査派出所   市内中島町本町・中島町諏訪
  巡査駐在所   市内西島町・東町・神立町天神町・恒武・天王・市野など十六カ所
 
浜松北警察署
 浜松北警察署は元城町の旧東浜名地区警察署に置かれ、警察官は署長以下百十四人、一般職員十名、署長・次席ほかの幹部
は旧東浜名地区警察署時代と変わりはなかった。変わったのは交通事故の増加に対処するため、交通係を二名、防犯係から応
援に回してもらっていたことであった。また、開署から三日目にこれまで英字で「ハマナ、ディストリックト、ポリース、ステーション」となっていたのが日本文字だけの看板になった(『静岡新聞』昭和二十九年七月五日付)。管轄区域は六間道路以北の町と松城町・元城町・亀山町・名残町・富塚町・葵町・三方原・吉野など三十三町(大字)と浜名郡の浜名町と北浜・積志・神久呂・和地・伊佐見・北庄内・南庄内・村櫛など十村であった。派出所駐在所は左の場所に設置された。
 
  警部派出所   浜名郡北浜村
  巡査部長派出所 市内和合町・新津町・亀山町、浜名郡庄内村
  巡査派出所   市内中沢町上池川町、浜名郡積志村
  巡査駐在所   市内船越町・野口町・葵町・曳馬町三方原・和合町など十四町(大字)と浜名郡庄内村和地村積志村など十一村、二十八カ所

図3-8 浜松北警察署

 
気賀警察署
 ところで、都田村引佐郡に所属していたため、静岡県警察発足時には引佐郡気賀町にあった気賀警察署の管轄となり、都田村には中津と中野に巡査駐在所が置かれた。都田村は昭和三十年三月に浜松市に合併したため浜松北警察署管内となった。
 なお、この浜松北警察署は昭和三十一年十月一日に廃止され、浜名郡浜北町と積志村浜松東警察署の管轄に、そのほかは浜松中央警察署の管内に入った。浜松市とその周辺ではこの二署体制が長く続くことになるのである。