浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 四

第二章 復興への努力と民主主義

第二節 軍事・警察・消防

第二項 民主警察の発足

二 犯罪・事件と民間防衛

浜松市警察署

浜松市警察署は、従前の浜松警察署(鴨江町一番地)に置き、庁舎は後述する国家地方警察浜名地区警察署と共有した。機構は、本署に警務・刑事・警備の三課を置き、巡査部長派出所四、巡査派出所十四、巡査駐在所十九の計三十七カ所、定員は警視一、警部一、警部補七、巡査部長二十七、巡査百六十七の計二百三人で発足した(『浜松警察の百年』三一二~三一三頁、『新編史料編五』二軍事 史料 33)。こうして浜松市警察署は昭和二十三年三月七日に開設された。
 
浜松市公安委員会
 新制度では、警察運営の民主化を図るために民間から選ばれた三人の公安委員からなる浜松市公安委員会を設置して、浜松市警察署の運営管理に当たった。公安委員は警察職員または公務員の前歴のない民間人で、委員の任命は市議会の同意を得て市長が行った。この公安委員の選任について、遠州民主連盟は昭和二十三年一月二十日市議事堂で常任委員会を開催し、坂田市長に次の三点の申し入れをした。一、最も民主的人材を選ぶこと 二、ボス的戦犯に類するものを絶対に排除する 三、民主団体との連絡を保つというものであった。また、同時に新警察設立を予定されている全遠州町村にも申し入れを行うこととなったと報じている(『静岡新聞』昭和二十三年一月二十二日付)。坂田啓造市長の下、浜松市公安委員会は広田国吉、坂下平八、増田宗義の三人で構成された(『浜松警察の百年』)。