浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 三

第五章 太平洋戦争と浜松

第二節 焦土と化した浜松

第二項 六・一八浜松大空襲

被害と救援活動

 この日焼けのこった中部配電浜松営業所(当市鴨江町)へ市役所及び西遠地方事務所が移り、浜松銀行集会所(当市鴨江町)にも市役所の一部・警防団本部が入り、救護活動も開始された。【生活対策】西遠地方事務所内に戦災対策静岡県本部を設け、罹災者には「戦時災害保護法」を適用し①食糧二日分二十万食の手配とその間乾パン十万食分を補給し当座の処置をする。②五日間の主食米・味噌・醬油等の無償給付する。③生活必需品のうちローソク・マッチ・手拭(てぬぐい)・軍手(ぐんて)・塵(ちり)紙を配給する所を開設する。④寝具・被服を提供して収容する。⑤罹災証明書を交付する。【治療対策】⑥傷病者のため市内六か所(中部配電浜松営業所・銀行集会所・日赤浜松病院・西遠高女・追分国民学校・東海銀行前広場)に治療救護所と十か所(城北・曳馬・八幡・鴨江等の国民学校)の患者収容所を仮設する。【住宅対策】なお住宅対策は厚生省よりの指示により仮設住宅の供給をうけることとし、罹災工員等に対しては速やかに生産戦列への復帰を勧奨することを決した。
 
(表)大空襲時の主な関係機関と警防団
番号関係機関の名称所在地
旧市役所警防団本部利町
浜松駅旭町
浜松警察署及び常設消防鴨江町
憲兵隊浜松分遣隊亀山
飛行第7聯隊葵町
高射砲第1聯隊和地山
浜松警防団第1分団伝馬町
〃第2分団板屋町
〃第3分団広沢
〃第4分団東伊場町
〃第5分団砂山町
〃第6分団山下町
〃第7分団相生町
〃第8分団富塚町
〃第9分団曳馬町
〃第10分団幸町
浜松警防団第11分団新津町
〃第12分団海老塚
〃第13分団寺脇町
〃第14分団神立町
21〃第15分団野口町
22〃第16分団鴨江町
23河合楽器寺島町
24日本楽器中沢町
25国鉄工機部西伊場
26鈴木織機KK相生町
27三立製菓KK東田町
28浜松市役所元城町
29第113部隊三方原台地
30浜松医師会救護所下池川
31松菱百貨店鍛冶町

当時の警防団は本部・常設部と16箇分団の編成で人員2,250人であった
(浜松空襲・戦災を記録する会『浜松大空襲』)