浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 三

第四章 市制の施行と進む近代化

第六節 市民生活の向上

第四項 娯楽と災害

年中行事と浜松名所

 【梅 花見 藤 牡丹 桃 夜見世】浜松の名所には天林寺の花見・鴨江寺の池・西来院の藤・半僧坊月見天林寺の牡丹(ぼたん)・馬込の納涼・五社公園の桜・鹿谷園の躑躅(つつじ)・浅田の螢(ほたる)・八幡公園の梅・若林の桃・田町の夜見世(よみせ)(大正九年版『浜名之栞』)をはじめ鎧掛(よろいか)けの松・八幡宮の大楠などがあった。このうち田町の夜見世は、南新道が中心で、金魚屋や虫売りなどが店をひろげ、新川橋のたもとの柳のかげでは演歌師がバイオリンで金色夜叉や男三郎の歌などを歌っており、夏の夜は涼みがてらの人出で賑わった。
浜松名勝古蹟
浜松古城(元城町)
三方原古戦場
犀ケ崖名残町
鎧懸松(松城町)
雲立の楠八幡宮
颯々の松八幡宮東)
鳥居坂東伊場町
龍山公残亭龍禅寺境内)
火灯山中沢町
六本松中島町
鴨江城(鴨江町)
県居翁誕生地東伊場町
明治天皇駐輦趾伝馬町

(大正15年発行『浜松市史』)
 
浜松八景
鴨江晩鐘堀留帰帆
森田落雁停車場夜雨
馬込夕照愛宕山晴嵐
愛宕山暮雪古城秋月
 
佐鳴八景 竹村広蔭
大屋橋夕照北浦帰帆
少林山秋月大山夜雨
太田落雁大良暮雪
三山晴嵐西湖山晩鐘
 
浜名八景 小野湖山選
浜名長橋象洲漁火
舘山秋月迫門奇巌
礫島松風本坂紅葉
高師晴嵐鷲津桜花

【越冬燕】また越冬つばめが浜名郡篠原村馬郡(現在当市)の養池へ住みついたのは昭和五年ごろからであった。