浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 三

第四章 市制の施行と進む近代化

第六節 市民生活の向上

第三項 社会施設

市営市場と市営住宅

 【伝馬 三組 砂山】浜松市公設市場 「一般市民特に中産以下の者に対し日用品を廉価に供給する」ことを目的として、大正八年九月第一次大戦中の物価の暴騰を調節する必要から、市内大字伝馬に市直営の日用品販売所を設け廉売を行なったのが最初で、十一年三月一日常盤公設市場(常盤町九〇、九一、九二番地)、同年四月一日三組公設市場(三組町一五八番地)、同年七月四日砂山公設市場(砂山町七九八、七七五番地)が新設された。市場には市の指定商人によって、米・麦・雑穀・薪炭(しんたん)・味噌(みそ)・醬油(しょうゆ)・砂糖(さとう)・酒類・魚類・肉類・野菜類・乾物(かんぶつ)・小間物・荒物等の生活必需品を販売、他に理髪業者も営業した。営業成績もよく十一年十二月末で三市場の売上高四万九千八百五十七円が、十四年末には十四万二千三百十七円に増加している。なお、この中で砂山市場の売上げ増加が特に著しく全体の約五十%を占めている。砂山市場は大正十四年田町新川端に移転、昭和二年七月には松江町にも開設された。