浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 三

第四章 市制の施行と進む近代化

第三節 社会運動

第二項 労働運動と小作争議

労働組合の誕生と鈴木織機争議

 【要求書】直ちにその支部を設けることになり、従業人員百十四名のうち組合加入者七十五名を算していた鈴木織機株式会社(浜松市中島町、社長鈴木道雄)内にその第一支部の設置を定め、会社側に第一支部の設置を認めることを含めた左のような要求書を提出することとなった。その内容は①従業員の労働組合の加入の承認②最低賃金制の実施(日給一円六〇銭)③労働時間十時間半を三十分短縮した十時間制の実施④工場内に衛生設備の完備など十五項目であった。これに対し会社側は①労働組合の組織は不承認②労働時間の短縮・工賃の値上の要求は拒絶③二十七日午前七時までに出勤し作業に従事しない者は退社した者と認める、としてこれを拒絶した。

創業当時の鈴木織機株式会社店舗

                 (大正3年撮影)