浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 ニ

第七章 文化の興隆

第一節 寺院と神社

庶民の神々

 鹿島明神社(当市呉松町曾許乃御立神社) 十月八、九日。氏子十五か村(村櫛・内山・西村・神田・平松・西大山・東大山・谷上伊左地堀江・細田・白須・和地・佐浜・呉松)から御造酒(おみき)・御多賀弥(おたかね)(米糠を水で練ったもの)を奉る。曽許乃御立(そこのみたて)とは船の事をいうらしく、当日は船の形をした神輿が御旅所(おたびしょ)へ出御、神楽が奏せられる(『静岡県神社志』)。社殿は浜名湖へ向き、湖岸の漁民の守護神として仰がれる。