浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ

浜松市史 ニ

第三章 浜松城下町の形成

第一節 浜松城

城郭

 【袋町】榎門口(えのきもん) 鉄門前から南進して袋(ふくろ)町(現在松城町・紺屋町)へ出る道である。袋町から榎町(紺屋町となる)を経て東海道へ出る。また紺屋町高町方面へも通じている。ここには榎門(二層間口六間・奥行二間)と番所(間口四間半・奥行二間)があった。袋町は榎門によって行きどまりとなる。榎町は榎門へ通ずるので、名づけられた町であろう。
 【塩市口】『浜松御在城記』(『浜松市史史料編一』)に「塩市口ト申ヲ、所ノ者モ不存候、追手(大手)御門筋ヲ申ニ而可有之筋塩町ニ毎月御座候、塩町昔ハ高町にて御座候、塩市口ハ榎御門ニ而御座候」とある。すでに天和年間(一六八一―一六八三)ごろには、塩市口の所在が不明であったとみえる。