中津川市/古文献アーカイブ

中津川市史 中巻Ⅱ

第五編 近世(二) -関ヶ原戦から明治維新まで-

第九章 幕末の中津川

第一節 国学と中津川

三 水戸浪士の通行-天狗党-

浪士の一行は二六日には、馬籠と落合に分れ宿陣した。落合宿には二五〇名程泊った模様である。
宿割次第は
  本陣 二軒  御見得方 二軒  小荷駄方
  内書記方
 二軒  竜勇隊 五軒  虎勇隊 五軒
  天遊隊 三軒  正式隊 三軒  義兵隊 四軒  遊軍隊 六軒  武器隊 一軒
  医官 一軒  御使番 一軒  中村新次郎
  村部万治郎
 一軒  官府 一軒  御見付下役 一軒

   其の他小家に思ひ思ひに止宿
 一一月二七日 馬籠より早期先手として滝平主水、中崎禎介[烏帽子直垂]が騎馬で中津川宿脇本陣森氏宅に着き、本陣へは武田耕雲齋、田丸左京其の他四名が間もなく着陣した。御目付役田村卯三郎外一人が茶の間詰で非常を糺した。宿所ではあらかじめ昼食を用意してあったが、一行はこれを断り五平餅で空腹を満した。しかし折角の準備であったので武田・田丸・山国兵部・藤田小四郎の四名だけが膳についた(水戸義軍と信濃路)。