高山市図書館/高山城下町・飛騨国絵図・高山市史街道編

高山市史 街道編 上

第三章 江戸時代の街道絵図

第二節 中橋、鍛冶橋、筏橋の普請

(4)文化八年(未(ひつじ)) 中橋普請木木数(ふしんぼくきかず)取調覚(おぼえ)

 岐阜県歴史資料館・飛騨郡代高山陣屋文書1‐40‐56‐2
 
 「中橋普請木木数取調覚」は、日記とは別に、中橋の普請に用いられた材木の総数をまとめたものである。

3-2-(4)-1 中橋普請木木数取調覚え

   檜角百五拾本
 一 松丸太弐本
   栗弐百五拾壱本
      内
        長弐間
   檜角弐本   六寸
          八寸
        長同
   同四本    八寸
        長弐間
   檜角拾四本  七寸
        同
   同弐拾六本  六寸
        同
   同弐拾九本  五寸
        同
   同拾五本   四寸
        同
   同拾四本   六寸
          七寸
        同
   同壱本    壱尺三寸
        同
   同弐本    壱尺
        同
   同九本    壱尺
          九寸
        同
   同拾弐本   壱尺
          八寸
        長三間
   同九本    壱尺
        同
   同拾弐本   壱尺壱寸
          九寸
        長八尺
   同壱本    未口壱尺壱寸
        長三間
   松丸太弐本  未口壱尺
        長壱丈
   栗弐面三拾本 六寸
        長三間五尺
   栗木弐本   九寸
          八寸
        長弐間半
   同三本    六寸
          七寸
        長弐間
   同弐本    壱尺壱寸
          九寸
        長弐間
   同弐本    六寸
          八寸
        長弐間
   同拾弐本   壱尺
          八寸
 
〔註句〕
(ア) 根伐り木(ねぎりぼく)
   立木(りゅうぼく)を根元から伐倒したままの木をいう。丸太のまま用いられたり、元木・末木に分けて
   さらに加工されて用材となる。
(イ) 暁七ッ半時(あかつき七つはんとき)
   午前五時にあたる。九月の七ッ半時はまだまだ暗い。間もなく仕事始めの時間は明六ッ(あけむつ・
   (午前六時)が多くなるが、夕方は七ッ時、意外に早く仕事を終えて帰宅している。
(ウ) 木取り(きどり)
   伐倒した木を、使用目的に従って一定の規格に加工すること。
(エ) 差支え(さしつかえ)
   ①ものごとが滞ること。②発展して、法的に幕府から罪に問われること。
(オ) 宮村新六宿預け
   新六が宿預けとなった理由は、宮村の山から十一月四日までに出すべき槫木が一日遅れた罪を
   問われたのであろう。