高山市図書館/高山城下町・飛騨国絵図・高山市史街道編

高山市史 街道編 上

第一章 飛騨の街道を行く

第一節 江戸時代の街道を行く

(7)東山道飛騨支路

⑤街道沿いにのこる見所

(ヌ)金山から美濃へ

 国道41号を下呂から南下し、金山の中切、下原に至り、トンネルを抜けてすぐに右に折れると国道256号で郡上八幡に至る。国道256号はオオサンショウウオで有名な郡上市和良町を通って郡上市役所のそばに至る道である。
 金山町でもう少し南下すると、金山町金山で右に折れ、袋坂峠への道(県道関金山線58号)になる。美濃からは「飛騨街道」と呼ばれる道である。
 途中の在所は、桐洞、笹洞、菅田、袋坂峠、神渕(賀茂郡七宗町)、中之保(関市)、道の駅「平成」、下之保(関市)、富加関インターチェンジ、富加(関市神野等)、関市街地、芥見、岩田、岐阜市街地などがある。
 東山道飛騨支路は、袋坂峠の手前で右に折れて上之保経由、武儀で合流の道もあった。
 上中切で少し南に下ると「龍門寺」という古刹がある。この寺は延慶元年(一三〇八)、中国の宋から帰化した禅僧「寧一(ねいち)」山国師により開創されたという。創建当時は「福光寺」といわれ、岐阜市福光にあったが、戦国時代に戦いで焼かれ、百数十年後に神渕に移されている。
 境内地が広く、総門の龍の彫刻は左甚五郎の作と伝わる。

1-1-(7)-34 神渕の龍門寺