高山市図書館/高山城下町・飛騨国絵図・高山市史街道編

高山市史 街道編 上

第一章 飛騨の街道を行く

第一節 江戸時代の街道を行く

(5)越中西街道

①越中西街道の概要

 越中街道は富山の太田口から上二之町の川上魚問屋までをいう。延長二〇・五里程で、一日八里を歩くとすると、二日半の行程となる。尾張方面と比べて越中へは近い。
 越中への道は三ルートあり、(ア)越中東街道、(イ)越中西街道、(ウ)越中中街道で、難所割石を通って谷村、「籠の渡し」を経て富山へとつながる。
 国府町上広瀬の追分から(イ)西街道は平地を北へ進み、大無雁で右岸ルート、川向こうの左岸ルートの二手に分かれながら「越中西街道」として西猪谷、西笹津、八尾、富山へと通ずる。東街道と比べると四里程長い。
※里程は、「嘉永六年『飛騨高山 日下部徳立 編輯 街道図木版』」の数値による。