高山市図書館/高山城下町・飛騨国絵図・高山市史街道編

高山市史 街道編 上

第一章 飛騨の街道を行く

第一節 江戸時代の街道を行く

(2)江戸街道その1(木曽福島)

②街道沿いにのこる見所

(オ)「一位森八幡神社社叢(そう)」(高根町日和田)

 昭和五十年六月二十六日に、国指定天然記念物に指定されている。
 神社社叢の指定面積は三千四百一平方メートルで、ここにイチイの森が残されている。社叢内の樹木総数は、目通り幹周囲〇・三メートル以上のものが約二百五十本でそのうち二百本余りがイチイである。イチイのうち最大のものは目通り幹周囲二・八五メートル、樹高十メートルで樹齢五百~六百年といわれている。イチイの目通り幹周囲〇・三メートル以上のものは約百六十本ある。
 この社叢内にはイチイの他にケヤキ、カエデ、クリなどが生育しているが、多くが自然のままでよく繁茂し昼なお暗い密林である。県下にまれなイチイの森である。
 神社の祭礼では「三つ重ね」という格調高い歌が唱われる。内容はめでた(みなと)、輪島、追分という三曲が唱われるもので、日和田、小日和田独特のものである。

1-1-(2)-6 一位森八幡神社


1-1-(2)-7 神社内のイチイ