NPO長野県図書館等協働機構 信州地域史料アーカイブ

2.紀行文・道中記、地誌

■善光寺道名所図会 [現代訳] 善光寺道名所図会 巻之二 

   画像24右  翻刻
 松本を立って、中原村・松岡村を過ぎ、下岡田の左に岡田神社があります。鳥居から並木の松があり、本社まで7町、ほどなく岡田宿に至ります。4町ほど相対して民家が多いです。宿のはずれに婦人を改める番所があり、松本藩が置いたものです。苅屋原(刈谷原)ヘ1里半、この間をあだ坂といいいます。登り30町、下り20町で、かりや原峠といいます・10町登ると右に茶屋があり、峠に3軒あります。これより猿ヶ馬場(さるがばんば)までを松本御預所の内です。
 


(注)岡田宿の北端で鉤(かぎ)の手に曲った所に、享保11年(1726)に新設された口留番所があり、明治2年(1869)まで続きました。女・穀物・白木・麻等を改め、番人は所氏がつとめました。
 岡田神社は、延喜式内の筑摩郡3社の中の1つで、現在は豊受皇大神を主神としています。参道は善光寺街道に面した所に一の鳥居があって、左右に欅(けやき)の大樹があり、西に向って松並木が150メートルほど続いて国道に出、わずかに北に折れて二の鳥居、続いて300メートルほどで神社に達します。