NPO長野県図書館等協働機構 信州地域史料アーカイブ

2.紀行文・道中記、地誌

■善光寺道名所図会 [現代訳] 善光寺道名所図会 巻之二 

   画像13中央  翻刻
 海の口へ2里、大町は10丁ばかり相対して宿をなしています。繁昌の地で豊かな家が多いです。これより借馬・木崎・森・海の口・中綱・青木・佐野・沢渡・飯田・飯堀・塩島新田・千国・大網・横川・白池(越後界)までおよそ17里、東西幅5里ほどといいます。
 仁科古城は、森村海の口という湖水の際にあって、森の古城ともいいます。仁科氏が代々住居していました。
 
 青木の湖を過ぎると広野があり、佐野村のうちから仁科街道です。佐野の二僧の塚は往還の左側にあり、傍に碑銘が建っていて、高さは五尺ばかり、幅3尺ほどの石で、苔むして文字がはっきりせず、裏に二僧の歌が彫られています。
 
 これより沢渡・飯田・飯盛・塩島・新田・千国・大網・横川・白池(越後の境)を経て、越後の糸魚川へ出ます。また、大町あたりから右へ入り、戸隠通り善光寺へ出ますが、普通の往還ではないので、引き返して、本街道松本からの順路を記します。松本より岡田宿ヘ1里です。