NPO長野県図書館等協働機構 信州地域史料アーカイブ

2.紀行文・道中記、地誌

■龍駕の跡 (明治11年の天皇北陸・東海道巡行) [解説] Ⅰ六大巡行の概要 

 (1)明治5年の巡行
    日程5月23日~7月12日 
    行程(府県名)度会、大阪、京都、山口、長崎、白川、鹿児島、香川、兵庫
    随行官員 参議西郷隆盛、陸軍少輔西郷従道、海軍少輔川村純義、宮内卿徳大寺実則、侍従長加瀬直孝、宮内少輔吉井友実等65名余
    *六大巡行の始まりとなった明治5年の九州・西国巡行は、廃藩置県後、岩倉使節が海外へ出かけた後の留守政府の手によって行われた。明治4年7月の廃藩置県により藩知事(旧藩主)は東京在住を命じられたが、諸藩の対応は比較的従順でした。
     しかし、旧鹿児島藩の島津久光は廃藩に激怒し、明治5年の巡行はこの島津久光慰撫が最大の目的であった。
 (2)明治9年の巡行
    日程 6月2日~7月21日
    行程(府県名) 埼玉、栃木、福島、磐前、宮城、岩手、青森、北海道
    随行官員 内務卿大久保利通先発。右大臣岩倉具視、内閣顧問木戸孝允等230名余
 (3)明治11年の巡行
    日程 8月30日~11月9日
    行程(府県名)埼玉、群馬、長野、新潟、富山、石川、福井、滋賀、京都、岐阜、愛知、静岡、神奈川
    随行官員 右大臣岩倉具視、参議大隈重信・井上馨、宮内卿徳大寺実則、侍補佐々木高行、陸軍少輔大山巌、内務書記官品川弥二郎等300名余に警部・巡査約400名
 (4)明治13年の巡行
    日程 6月16日~7月23日
    行程(府県名) 山梨、長野、愛知、三重、京都、兵庫
    随行官員 太政大臣三条実美、文部卿河野敏鎌等463名
 (5)明治14年の巡行
    日程 7月30日~10月11日
    行程(府県名) 埼玉、栃木、福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形、北海道
    随行官員 参議大隈重信・同黒田清隆等324名
 (6)明治14年の巡行
    日程 7月26日~8月12日
    行程(府県名) 山口、広島、岡山
    随行官員 参議兼宮内卿伊藤博文等200名余