NPO長野県図書館等協働機構 信州地域史料アーカイブ

1.震災・火災・水害等災害の記録

寛保二戌年満水御届書 [現代訳] 

 別紙で申し上げましたように、8月1日の
 満水で、私領分の田畑の損害並びに民家その他の被害の覚です。
 
 一、高6万1,624石余 本田、新田とも
        村数は182箇村
    その内訳
   田方 3万750石余
    但泥水砂利深サ8、9尺より
    3丈迄押しかけ、7、8日湛水して腐って
    しまい、皆なくなったように見えます、
    当然、川欠けその外の被害で永久的に開発
    するのが困難な場所もあります、
   畑方 3万869石余
    田、同様皆無くなってしまったように見えます、
 一、用水堰が損なわれ埋まった箇所 3万3,790間余
 一、土手が押流され損なわれた場所 1万480間余
 一、道が損なわれた場所   3万1,640間余
 一、大小橋が流された箇所  197ヶ所
 一、山抜          988ヶ所
    但、田畑へ押し込んだ故、永く田畑に向かない
    場所も多くあります
 一、寺流   4ヶ寺
 一、流家   1,733軒
 一、潰家     857軒
 一、半潰家    254軒
 一、流船    2艘
 一、流死人   男470人
         女750人
 一、流死馬     51疋
 一、流木   9,200本余
 
 右の内容をご報告申し上げます。
 
 
  8月21日  真田豊後守(5代藩主真田信安)