石川県立図書館/大型絵図・石川県史

大型絵図

2 町絵図

延宝年間 1枚 545cm×589cm
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延宝金沢図
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万治3年(1660)、寛文7年(1667)、延宝年間(1673~81)に加賀藩普請会所で作成された城下町絵図のうち延宝年間のもの。縮尺は1分1間の分間図(1/600)で、大きさは現存する金沢城下町図で最大である。絵図の成立年次は未詳だが、掲載されている藩士名の調査の結果、延宝2年の屋敷利用の現況が記載されていることが判明している。「寛文七年金沢図」と記載内容を比較すると、惣構内部は主に重臣の居住区であるため変化は少ないが、惣構の外では、与力町の形成、城下町の外縁的拡大のほか地子町の急増、地種の変化など、約7年間の城下町の変化を読み取ることができる。また、この絵図は、早くから郷土史研究において注目され、江戸後期から大正年間にかけて4点の写本が作成されたことが確認されており、当にも写本2点を所蔵している。石川県指定文化財。


 

翻刻文
一、御城之堀青ク色取申候、惣構之土居ハ墨ぬりニ仕候事
一、才川・浅野川并所々屋敷水道、其外町通水満何も青ク色取申候事
一、所々道筋黄ニ色取申候事
一、小松より引越并金沢者被下屋敷先規絵図之面直シ申候事
一、御家中下屋敷・散地御座候分相紋仕候事
 一、松の葉      本多安房下屋敷相紋
 一、ちやの葉     長九郎左衛門下屋敷相紋
 一、鷹の羽      小幡宮内下屋敷相紋
 一、丸の内十文字   奥村伊予下屋敷相紋
 一、丸の内いろこかた 前田対馬下屋敷相紋
 一、ことぢ      今枝民部下屋敷相紋
 一、すあま      奥村因幡下屋敷相紋
 一、せいめいか判   津田玄番下屋敷相紋
 一、うさき      前田丹後下屋敷相紋
 一、三つきつかう   村井藤十郎下屋敷相紋
 一、篠の葉      成瀬内蔵助下屋敷相紋
 一、花わちかへ    前田平太夫下屋敷相紋
 一、石たゝみ     前田主膳下屋敷相紋
 一、えほし      岡嶋備中下屋敷相紋
 一、いてうの葉    前田備前下屋敷相紋
 一、わりひし     篠原織部下屋敷相紋
 一、かたはみ     中川八郎右衛門下屋敷相紋
 一、いろこかた    永原下屋敷相紋
 一、もつかう     青山将監下屋敷相紋
 一、矢        伴八矢下屋敷相紋
 一、たゝみ扇     津田源右衛門下屋敷相紋
 一、四つめゆひ    松平玄番下屋敷相紋
 一、菊の花      西尾与三右衛門下屋敷相紋
 一、柴ふき      不破彦三下屋敷相紋
 一、梅の花      生駒内膳下屋敷相紋
 一、船のかひ     岡嶋内膳下屋敷相紋
            横山左衛門
 一、蝶        横山右近 下屋敷相紋
            横山外記