石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第六章 經濟交通

第四節 交通

江戸三度飛脚の起れるは、既に江戸中荷持の特許を得たる後に在りしを以て、その營業を妨害せざる範圍に於いて、書信及び進物の如き極めて少量の物品を運送することを許可せられたるものなるも、元祿六年士人の荷物三荷までを運搬し得ることゝなり、同十三年以降亦藩用の荷物一貫目以内を無償運送すべき義務を負へり。三度飛脚の營業所は金澤尾張町に在りて、差立定日は四日・十四日・二十四日の三次とせり。