石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第六章 經濟交通

第三節 市場

犀川口なる魚屋町の市場に就いては、今その濫觴を知るべからざるも、亦元祿三年三月十六日夜竪町より起れる火災により類燒せしが、再び舊位置に復興せられたるなり。されば金澤町會所留帳に載せたる、享保六年十二月二十八日の書札に、『兩魚問屋五貫目宛之處、來寅の年より新四貫五百目宛に被仰付。』とある兩魚問屋は、近江町と魚屋町とを指すものなりと解せらる。