石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第六章 經濟交通

第一節 貨幣

文政八年三月幕府は新に文字金銀貨を發行せんとせしを以て、をして一貫目・五百目・百目の新銀預手形發行して民間に藏する古金銀を引上げしめしが、同年六月はこの手形の内を以て、十匁より一匁に至る小割手形を發行せり。之と同時に七月を限り、一貫目の新銀預手形幕府發行新貨幣と交換し、五百目札は九月、その他は翌九年三月悉く引換を了し、同月二十日を以て通用停止したりき。是を以て新銀預手形通用二ヶ年にして止む。