石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第八節 雜業

鹽の收納倉庫を御鹽藏といひ、常に倉番人を置きて監視せしめ、收納及び拂出の時に非ざれば開扉することなし。而して開扉の場合に在りては小代官・相見役の立會を要し、閉づる時は小代官と相見役の相封を施し、鍵は取締役をして保管せしむ。その收納及び拂出の額に就いては、相見役の有する帳簿に之を記入す。倉庫は費を以て營繕するものなり。製鹽の最も多き年には、能登全體に於いて四十七萬俵を超え、その中珠洲郡第一を占め、鳳至郡は珠洲郡の三分の一、羽咋郡は十分の一、鹿島郡は三十分の一に當りたりといふ。