石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第八節 雜業

製鹽の時期は、三月に始り十月に絡る。鹽一俵の量は五斗とし、一ヶ年の減量を三升と見積り、重量凡べて十三貫三百目と定む。製鹽收納は、各村毎月三回日を定めて、小代官・相見役・桝取役等釜屋即ち製鹽場に出張し、人夫を督して俵裝せしめ、直に收納倉に納入せしむ。俵裝中には納付日付及び生産者の住所人名を記したる木札を入る。俵裝に要する藁俵及び繩は鹽士の自辨とし、その勞及び倉庫に至る運搬費も之を賠償せらるゝことなし。