石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第五節 鑛業

白山(ハクサン)の山中目附谷(メツコダニ)の東岸にも往時金坑ありたりといへり。金子有斐白山遊覽圖記にいふ。金鑛山(カネホリヤマ)は靈瀑(レウノタキ)の北に在りて、幽壑深邃人稀に至る所なり。老耄獨語にいふ、永祿四年周防の人山口三之輔といふ者、尾添村の勘助及び瀬戸村の長太夫と開坑採金を謀りしが、八年五月地震の爲に崩れ、長太夫及び役夫十餘人壓死し、今絶壁となると。