石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第三節 農業(下)

諸郡各組に付いて村々の高・免等を記し、御算用場代官割所に備へ付けられたるものを十村帳といひ、文政四年以後組高帳と改稱せり。然るに天保十年に至り、組高帳を高物成帳及び給人付帳の二種に別ち、その惣名を組高帳といふことに改む。高物成帳は、村御印に於いて村高の定められたる後、引高手上高新開等ありたるものを記し、差引の結果現在收納すべき額幾何なるかを明らかにし、給人附帳は、惣收納高に付き寺社領給人知高として與へたるものと、代官をして收納せしむべき御藏入高とを記し、知行割及び代官割を爲すの便宜に供す。