石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第三節 農業(下)

收納にして御藏入にすべきと、給人知にして町藏入にすべきとに論なく、一村惣納租の米額を數回に分かち、一定の日限に一定の量を納入するを歩入といふ。その割合は八月十五日までに二厘五毛、同月晦日までに二厘五毛、九月十五日までに三厘五毛、同月晦日までに三厘五毛、十月十五日までに二歩、同月晦日までに二歩、十一月十五日までに一歩五厘、同月晦日に一歩五厘、十二月二十日までに一歩八厘を納租して皆濟とするなり。若し晩熟にして八月十五日に尚收穫を得ざるときは、之を同月晦日の分と共に納租するを許さる。村肝煎は一村一ヶ月に納租したる米額を確實に調査し、半紙の帳册に記入して組裁許の十村に提出し、十村は一組分を一册として改作所に提出す。之を半紙帳と名づく。