石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第三節 農業(下)

凡そ荒蕪地を開拓して田畑とすることは、之を出願して許可を經たる後に着手せざるべからず。然るに村方にて、此の手續を爲すことなくして田畑と爲したるものありたる時は、之を隱開と稱す。隱開の露顯したるものは、その歩數を計り、畑には折を定め、地味の厚薄に關せず、その村免による手上高と爲さしめ、時に村役人に至るまで處罰せらるゝことあり。但し、畦畔等を自然に切り廣げたるものは隱開にあらず。