石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第二節 農業(中)

農民の中高を有せず、請作又は稼を以て渡世するものあり、之を頭振(アタマフリ)と稱す。頭振も亦廣義の百姓なれども、この意味に於いて百姓と區別せらる。一時頭振を遊民といふことありしが、元祿三年七月又舊に復せり。水飮といふも亦通常頭振に同じといへども、能登の一部に在りては兩者階級を異にし、水飮が頭振の上に位置する小百姓たる所あり。