石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第二節 農業(中)

井肝煎用水の肝煎にして、一人又は二人を置く。井肝煎とは、堰肝煎を誤れるものゝ如し。能登には井肝煎なく、加賀越中にのみ存す。但しこの二國にありても井肝煎を有する用水古來一定し、小規模用水には之を置くことなし。組合頭又は長(オトナ)百姓中より選定せられ、下流村役人同意の願書を提出して改作奉行の認可を受く。井肝煎扶持米は、流域の諸村より水の當り高に比例して徴收す。