石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第二節 農業(中)


 一、御代官米請拂任下代に不仕、御收納時分亦は出船之砌御藏所え被罷出、無油斷相務事。
 一、御收納米え念入、跡々之通其村に出來能米を可受取、繩・俵被麁相に間敷事。
 一、口米取樣、米被受取濟石に一升、濟米に相成候時分石に一升充取可申事。
 一、百姓米持參いたし候を、藏納手閊、町宿に米を置、自然火事に逢候てことにより六ヶ敷儀可之候條、未明より手代共罷出、早速米請取、百姓之隙をあけ返し、御藏米受取費無之樣可仕。附、米斗り候時分は土座にて受取可申。自然斗樣麁末にいたし、目拂米多出、百姓迷惑いたす由相聞候はゞ可不念事。
 一、百姓手前より子に而請取、自分に米を藏納被仕間敷事。
 一、斗升(ハカリ)を數度見屆、吟味可之候。自然手立有之候はゞ可越度事。
 一、納所滯候歟、米に手をいたし候百姓之候はゞ、其組之十村に可相斷。其上油斷いたし候はゞ、改作奉行に書付出さるべき事。
 一、御代官附村々皆濟いたし候はゞ、藏所付・米員數一紙目録に記可罷在事。
 一、夏之聞御藏之内いきり候はゞ、窻並戸を明風を入、御米損不申樣可仕。附、雨漏り米有之候はゞ御勘定に立間敷事。
 一、毎年大坂登相濟候はゞ、拂方書付被出、指圖を受可勘定事。
 一、御代官所之内又は御藏所に居住仕者、下代に抱に申間敷事。
 一、運賃米を買、爲登米にふり替、百姓手前より足を取申儀相聞候はゞ、可爲越度事。
 右之通可其意者也。
    寛文四年七月 日
                                  御 算 用 場
〔河合録〕